Blogブログ

2017.04.03 わかりやすい下肢静脈瘤の教科書

血管内焼灼術の除外規定

記事執筆Author

目黒外科 院長 齋藤 陽(あきら)

目黒外科 院長
齋藤 陽(あきら)

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 脈管専門医
  • 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、指導医

詳しいプロフィール

日本静脈学会の「下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン」では、

血管内焼灼術の適応は、

(大・小)伏在静脈に弁不全を有する一次性下肢静脈瘤とされています。

これに対し、血管内焼灼術の除外基準も決められています。

1.クモの巣状、網目状静脈瘤

2.深部静脈血栓症がある、あるいは血栓症の既往がある

3.動脈性血行障害がある

4.歩行困難

5.多臓器障害あるいはDIC(播種性血管内凝固)状態

6.経口避妊薬あるいはホルモン薬を服用している

7.重篤な心疾患がある

8.ショックあるいは前ショック状態にある

9.妊婦あるいは妊娠が疑われる

10.ステロイド治療中

11.ベーチェット病

12.骨粗しょう症の薬(ラロキシフェン)を服用中

13.血栓性素因(プロテインC欠損症、プロテインS欠損症、アンチトロンビンⅢ欠損症、抗リン脂質抗体症候群)

これらいずれかの条件を満たす方は、合併症のリスクが高いと考えられますので、

血管内焼灼術を受けることができません。

だからといって、ストリッピング手術や硬化療法ならOKかというと、

これらの治療法も禁忌ですのでご注意ください!

参考文献

佐戸川弘之,他:下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン. 静脈学21:289-309, 2010.

ご予約・お問い合わせcontact / reservation

tel:03-5420-8080

受付時間
9:00〜13:00、14:00〜18:00
休診日
水・土・日(隔週)・祝