
「夕方には靴がきつい」を解消!下肢静脈瘤専門医が教える 立ち仕事の方のためのむくみ対策完全ガイド
【立ち仕事で足のむくみにお悩みの方へ】
「毎日長時間の立ち仕事で足がむくんでつらい…」このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
仕事を休むのは難しいけれど、足のむくみを少しでも楽にしたいですよね。
そこで、この記事では今日からできる足のむくみを改善する方法を3つご紹介します。
【足は第二の心臓!むくみの原因とは?】
血液は心臓から動脈を通って全身に運ばれ、酸素や栄養を届けます。そして、体の中で不要になった「老廃物」は、血液とともに静脈を通って心臓に戻っていきます。
しかし、立ち仕事を続けていると血液が下半身にたまりやすくなり、むくみが発生してしまいます。
その原因のひとつがふくらはぎの筋肉のポンプ作用の低下です。
ふくらはぎの筋肉をしっかり動かすことで、血液を心臓へ押し戻す力が働きます。
この仕組みから、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれています。

しかし、長時間立ちっぱなしの状態ではふくらはぎが十分に動かず、血液がたまりやすくなります。
その結果、足がだるくなる、重くなる、むくむ、痛みを感じる、寝ている間に足がつるといった症状が現れます。
【今すぐできる!足のむくみを改善する3つの方法】
その1 ふくらはぎを動かす!
むくみを解消するには、ふくらはぎの筋肉をしっかり動かすことが重要です。- ウォーキングの時間を増やす
- 座っているときに足首を上下に動かす
- 立ち仕事の合間に「つま先立ち&かかと落とし」を繰り返す
- 貧乏ゆすり(意外と効果あり!)

その2 弾性ストッキングを活用!
弾性ストッキング(着圧ソックス)を着用すると、ふくらはぎのポンプ作用を補助することができます。このストッキングは足首の部分が最も強く圧迫され、膝に向かって徐々に圧が弱くなる設計になっています。
そのため、足の血液を上へ押し上げるサポートをしてくれます。

弾性ストッキングには「弱圧」「中圧」「強圧」があり、初めて使う方は「中圧」または「弱圧」がおすすめです。
ドラッグストアや病院で購入できますので、試してみてください。
その3 ゴキブリ体操で血流アップ!
簡単にできる血流改善エクササイズとして、「ゴキブリ体操」をご紹介します。やり方:
- 仰向けに寝る
- 手足を天井に向けて持ち上げる
- 30秒間、ブルブルと振る

【まとめ】
長時間の立ち仕事で足のむくみに悩む方に向けて、今すぐできる3つの改善方法をご紹介しました。- ふくらはぎを動かして血流を良くする
- 弾性ストッキングを着用する
- ゴキブリ体操でむくみを解消する
もし足のむくみがひどい、なかなか改善しないという場合は、「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」の可能性があります。
下肢静脈瘤は自然に治ることはなく、放置すると症状が悪化することもあります。
気になる方は、一度専門の医療機関を受診しましょう。
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