飲食業で足がだるい・むくむ方へ|長時間立ち仕事が招く下肢静脈瘤と早期対策を専門医が解説

飲食業に携わっていらっしゃる方、こんなお悩みはありませんか?

  • 足がだるい
  • 足が痛い
  • 足がむくむ
1つでも当てはまる方はこの記事を最後までお読みください。

飲食業にお勤めの方がなりやすい病気「下肢静脈瘤」

飲食業は仕事柄、長時間の立ち仕事にならざるを得ません。

特に調理師の方は広い範囲を動き回るのではなく、厨房の中である程度決まった範囲内で仕事をされることが多いと思います。

調理中は同じ場所に立ちっぱなし。

勤務時間も10時間以上はザラというのが多くの患者さんから伺っている話です。

そのような勤務形態の飲食業界の方たちがどのような問題に直面するかというと、下肢静脈瘤です。

下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤は足の表面を走る血管(静脈)が瘤状に膨らんだ状態を言い、ヘビの様にクネクネと蛇行することもあります。

下肢静脈瘤はこのような見た目の問題だけでなく
  • 足がだるい
  • 足がむくむ
  • 足がつる(こむら返り)
  • 足が痛い
  • 足の皮膚が黒ずむ(色素沈着)
  • 足の皮膚の湿疹・かゆみが治りにくい
  • 皮膚の潰瘍
など、様々な足の症状を伴います。

下肢静脈瘤の原因

下肢静脈瘤の原因は足の静脈で血液の流れが滞ることにあります。

全身を流れる血液は、心臓から出発して全身に送られていきます。

足の先まで届けられた血液は、静脈という血管を通って心臓に戻ります。

この時、血液は重力に逆らって下から上に流れていくことになります。

それを可能にするのが「第2の心臓」と言われるふくらはぎです。

足の静脈にたまった血液は、ふくらはぎの筋肉によって押し出され、心臓に向かって流れていきます。

これを筋肉のポンプ作用と言います。

 ふくらはぎの筋肉を動かすことによって足の静脈にたまった血液は心臓に戻ることができるのです。

ところが、長時間同じ場所で立ちっぱなしだと、ふくらはぎの筋肉を動かしません。

つまり、足の静脈は血液がたまったままの状態となります。

静脈はゴム風船のような薄い血管ですので、血液が長時間にわたってたまったままになると、伸びてしまいます。

足の静脈には血液が重力で逆戻りしないようにするが備わっていますが、静脈自体が伸びてしまうと静脈弁も伸びてしまいます。

すると血液が逆戻りするようになり、老廃物の多い静脈血が足にたまったままとなります。

その結果、足の静脈は膨らんできて目立つようになり、時にはクネクネと蛇行するようになります。

更には
  • 足がだるい
  • 足がむくむ
  • 足がつる(こむら返り)
  • 足が痛い
  • 足の皮膚が黒ずむ(色素沈着)
  • 足の皮膚の湿疹・かゆみが治りにくい
  • 皮膚の潰瘍
など、様々な足の症状が出現するようになるのです。

下肢静脈瘤かな?と思ったら血管外科にご相談下さい

ここまでお読みいただいて、ご自身に当てはまることがあれば下肢静脈瘤が疑われますので、一度血管外科を受診してみてください。

「立ち仕事だから足が疲れるのは仕方がない」

「年齢のせいだと思っていた」

「一度病院には行かなきゃとは思っていたんだけど、忙しくてつい・・・」

このように受診する機会を逃してしまったばかりに、こんなにひどくなってから受診される方が飲食業界の方には多いです。

下肢静脈瘤は超音波検査を行うことで簡単に診断できます。

こんなにひどくなる前に是非一度血管外科を受診しましょう。

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