下肢静脈瘤のレーザー治療後の傷跡について
下肢静脈瘤の治療法の中でも、近年最も主流となっている治療法がレーザーカテーテルによる血管内焼灼術です。この治療法は、皮膚の切開を伴わないため、術後も抜糸が不要での傷跡も目立ちません。今回の記事では、レーザーカテーテルによる血管内焼灼術後の傷跡について詳しく解説いたします。レーザーカテーテルによる血管内焼灼術とは
血管内レーザー治療はレーザー光を使って静脈内の血液を加熱し、その熱により静脈の壁を収縮させて閉塞させる治療法です。この治療法は局所麻酔下で行われ、レーザーカテーテルを静脈内に挿入して治療を行います。ストリッピング手術など従来の手術法と比較して、傷跡や傷の痛みが小さく、術後の回復も早いというメリットがあります。レーザーカテーテルによる血管内焼灼術後の傷跡
レーザーカテーテルによる血管内焼灼術後の傷跡の最大のメリットは、傷跡が非常に小さいことです。レーザーファイバーを挿入するための穴は、直径が1ミリメートル程度であり、切開による手術と比較すると格段に小さいです。このため、術後の見た目も気になるという方にはおすすめの治療方法です。治療後、カテーテル挿入部分の傷跡が残ることはほとんどなく、もし残ったとしても非常に小さなものになります。ただし、手術前の静脈瘤大きさ・部位・状態によっては、傷跡が少し目立つ場合もあります。