下肢静脈瘤レーザー手術を検討している方へ
足の血管がボコボコ・クネクネ浮き出ている、足の重だるさ・むくみ・夜間のこむら返りがある、足首まわりの黒ずみ・湿疹・かゆみがある場合、下肢静脈瘤が進行している可能性があります。
下肢静脈瘤は、足の静脈の弁が壊れて血液が逆流し、足に血液がたまりやすくなる病気です。進行すると、血管が浮き出るだけでなく、皮膚の黒ずみ、湿疹、皮膚硬化、潰瘍につながることがあります。
目黒外科では、超音波検査で静脈の逆流を確認し、必要に応じて下肢静脈瘤レーザーカテーテル手術をご案内しています。
※赤紫色の細い血管だけ、蜘蛛の巣状・毛細血管拡張症のみの場合は、レーザー手術の対象ではないことがあります。最終的な治療方針は、診察と超音波検査で判断します。
その中でも、太い静脈に逆流がある下肢静脈瘤に対して広く行われている治療が、血管内レーザー焼灼術です。一般には「下肢静脈瘤レーザー手術」「レーザーカテーテル手術」と呼ばれます。
このページでは、下肢静脈瘤レーザー手術の仕組み、手術適応、保険適用、費用の目安、手術時間、術後の生活、弾性ストッキングについて、下肢静脈瘤専門クリニックの目黒外科が解説します。
下肢静脈瘤レーザー手術とは
下肢静脈瘤レーザー手術は、逆流している静脈の中に細いカテーテルを入れ、血管の内側からレーザーで処理する治療です。
従来のストリッピング手術のように、皮膚を大きく切開して静脈を引き抜く治療ではありません。超音波で血管の位置を確認しながら、細いカテーテルを血管内に進め、逆流している静脈を内側から閉じていきます。
目黒外科では、状態に応じて細いレーザーファイバーを用い、できるだけ身体への負担を少なくすることを重視しています。

目黒外科の下肢静脈瘤レーザー手術の特徴
1. 大きな皮膚切開を行わない治療
レーザーカテーテル手術では、皮膚を大きく切開して静脈を取り除くのではなく、細いカテーテルを血管内に入れて治療します。そのため、縫合や抜糸が必要ないことが多く、傷あとも目立ちにくいのが特徴です。
2. 日帰り手術に対応
目黒外科では、下肢静脈瘤レーザー手術を日帰りで行っています。入院を前提とせず、診察・超音波検査で治療適応を判断したうえで、手術日を決めます。
3. 局所麻酔と静脈麻酔で痛みや不安に配慮
手術は局所麻酔を中心に行い、必要に応じて静脈麻酔を併用します。痛みや不安に配慮しながら、できるだけリラックスして治療を受けていただけるようにしています。
4. 院長が診察から手術後まで担当
目黒外科では、院長が診察、超音波検査、治療説明、手術、術後診察まで一貫して担当します。治療方針は、血管の状態、症状、皮膚の変化を確認したうえで判断します。
下肢静脈瘤レーザー手術を検討すべき方
レーザー手術が必要かどうかは、見た目だけでは判断できません。超音波検査で静脈の逆流を確認し、症状や皮膚の状態を含めて総合的に判断します。
受診をおすすめする方
- 足の血管がボコボコ・クネクネ浮き出ている
- ふくらはぎ、すね、太ももの血管が蛇行して盛り上がっている
- 足の重だるさ、むくみ、張り感がある
- 夜間や明け方にこむら返りがある
- 足首まわりの黒ずみ、湿疹、かゆみがある
- 皮膚が硬くなってきた
- 治りにくい傷や潰瘍がある
- 以前治療した下肢静脈瘤の再発が心配
これらに当てはまる場合、下肢静脈瘤が進行している可能性があります。一度、超音波検査で静脈の逆流を確認することをおすすめします。
関連ページ:写真で見る下肢静脈瘤の進行度
関連ページ:足の黒ずみ・湿疹を伴う下肢静脈瘤について
レーザー手術の対象になりにくいケース
下肢静脈瘤レーザー手術は、すべての足の症状に対して行う治療ではありません。治療対象を正しく見極めることが大切です。
レーザー手術の対象になりにくい例
- 赤紫色の細い血管だけが見える
- 蜘蛛の巣状静脈瘤や毛細血管拡張症のみ
- 足のだるさやむくみだけで、血管が浮き出ていない
- しびれ、強い痛み、歩きにくさが主な症状
- 動脈、神経、整形外科的な病気が疑われる
- 超音波検査で治療対象となる静脈の逆流が確認されない
受診すべきか迷う場合は、無料写真診断も参考になります。ただし、写真だけでは確定診断はできません。最終的には診察と超音波検査が必要です。
保険適用と費用の目安
下肢静脈瘤レーザー手術は、超音波検査で静脈の逆流が確認され、症状や皮膚症状などから治療が必要と判断される場合、保険適用となることがあります。
費用は、保険の負担割合、治療する足の本数、治療内容、短期滞在手術等基本料の有無などによって変わります。
| 内容 | 3割負担の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 初診・超音波検査 | 約3000円 | 診察内容により変わることがあります |
| 下肢静脈瘤レーザー手術 片足 | 36,000円前後 | 短期滞在手術等基本料などが加わります |
※上記は目安です。実際の費用は診察内容、保険の負担割合、治療方法、制度改定などにより変わります。正確な費用は診察時にご確認ください。
初診から手術までの流れ
- 初診・問診
足の症状、見た目の変化、生活への影響、過去の治療歴などを確認します。 - 視診・触診
血管の浮き出方、皮膚の黒ずみ、湿疹、潰瘍の有無などを確認します。 - 超音波検査
静脈の逆流があるか、どの血管が治療対象かを調べます。検査は痛みを伴いません。 - 治療方針の説明
レーザー手術、グルー治療、硬化療法、弾性ストッキングによる圧迫療法、経過観察など、状態に応じた治療方針を説明します。 - 手術日の決定
手術が必要と判断された場合、日程や術後の注意点を確認します。 - 日帰り手術
局所麻酔と静脈麻酔(鎮静剤)を併用し、眠っている間に痛みのない治療を日帰り(つまり通院治療で)行います。 - 術後診察
手術後は、血管の状態や皮膚の変化を確認しながら経過を見ます。
手術時間・麻酔・痛みについて
手術時間は、治療する血管の本数や状態によって異なりますが、おおむね30分から1時間程度が目安です。複数の血管を治療する場合や、再発した静脈瘤では時間が長くなることがあります。
麻酔は局所麻酔(痛み止めの麻酔)に静脈麻酔(眠る麻酔)を併用します。治療中の痛みや不安をできるだけ軽減できるよう配慮します。
手術後は、つっぱり感、内出血、軽い痛みが出ることがありますが、多くは時間とともに落ち着いていきます。痛みの程度には個人差があります。
術後の生活と弾性ストッキング
下肢静脈瘤レーザー手術は日帰りで行える治療です。つまり、通院で行う治療です。多くの場合、手術翌日から日常生活に戻ることができます。
ただし、激しい運動、長時間の入浴、飲酒、長時間の立ちっぱなしなどは、術後の状態に応じて注意が必要です。詳しい生活上の注意は、診察時に説明します。
術後は、1か月間弾性ストッキングを着用していただきます。弾性ストッキングは、足の血流を助け、むくみや内出血を軽減する目的で使用します。
関連ページ:弾性ストッキングの効果と選び方
グルー治療との違い
下肢静脈瘤の血管内治療には、レーザー手術のほかに、医療用接着剤を使うグルー治療があります。
グルー治療は、静脈の形が比較的まっすぐで、適応に合う場合に選択肢となることがあります。一方で、血管の走行や太さ、曲がり方によっては向かないケースもあります。
レーザー手術とグルー治療のどちらが適しているかは、超音波検査で血管の状態を確認したうえで判断します。
関連ページ:グルー治療について
目黒外科の下肢静脈瘤手術実績
目黒外科は、下肢静脈瘤レーザーカテーテル手術件数で2020年から6年連続日本最多の手術実績があります。
下肢静脈瘤は、見た目だけの問題ではなく、症状や皮膚の変化を伴うことがあります。目黒外科では、超音波検査で静脈の逆流を確認し、必要な方に適切な治療をご案内しています。
院長が診察、超音波検査、治療説明、手術、術後診察まで一貫して担当します。
よくある質問
Q. 下肢静脈瘤レーザー手術は保険適用ですか?
超音波検査で静脈の逆流が確認され、症状や皮膚症状などから治療が必要と判断される場合、保険適用となります。最終的な判断は診察と検査で行います。
Q. 手術は日帰りでできますか?
目黒外科では、下肢静脈瘤レーザー手術を日帰りで行っています。入院を必要とせず、手術後は15分程度ご休憩いただいたのち、歩いて帰宅できます。
Q. 手術後はすぐ歩けますか?
手術後は歩いて帰宅できます。歩行は血流を助けるためにも大切です。
Q. 傷あとや抜糸はありますか?
レーザーカテーテル手術では、皮膚を大きく切開して血管を取り除くわけではないため、縫合や抜糸が必要ありません。傷あとも目立ちにくいのが特徴です。
Q. 蜘蛛の巣状静脈瘤もレーザー手術の対象ですか?
赤紫色の細い血管だけの場合、レーザーカテーテル手術の対象とはなりません。蜘蛛の巣状静脈瘤や毛細血管拡張症は、太い血管がボコボコ浮き出る下肢静脈瘤とは治療方針が異なります。
Q. 皮膚の黒ずみや湿疹があっても治療できますか?
足の黒ずみ、湿疹、かゆみ、皮膚硬化がある場合、下肢静脈瘤が進行している可能性があります。その場合、むしろ積極的に手術が推奨されます。まずは超音波検査で静脈の逆流を確認することが大切です。
まとめ|足の血管がボコボコ浮き出ている方は超音波検査で確認しましょう
下肢静脈瘤レーザー手術は、逆流している静脈を血管の内側から処理する日帰り治療です。大きな皮膚切開を行わず、縫合や抜糸が必要ないのが特徴です。
足の血管がボコボコ・クネクネ浮き出ている方、足の重だるさ・むくみ・こむら返りがある方、足の黒ずみ・湿疹・かゆみを伴う方は、下肢静脈瘤が進行している可能性があります。
まずは超音波検査で静脈の逆流があるかを確認し、治療が必要かどうかを判断しましょう。
下肢静脈瘤レーザー手術を相談したい方へ
足の血管がボコボコ浮き出ている方、皮膚の黒ずみ・湿疹・かゆみがある方は、初診で超音波検査を受けることをおすすめします。
※写真診断は確定診断ではありません。最終的な診断と治療方針の決定には、医師の診察と超音波検査が必要です。
※急な強い痛み、強い腫れ、赤み・熱感、発熱がある場合は、救急外来や皮膚科などへ早めにご相談ください。
下肢静脈瘤専門クリニック「目黒外科」のご案内
目黒外科は、下肢静脈瘤の日帰り手術を専門に行うクリニックです。JR目黒駅東口から徒歩すぐの場所にあり、保険診療による下肢静脈瘤治療を行っています。



