下肢静脈瘤はどう診断される?視診・エコー検査の流れと早期発見の重要性
この記事は下肢静脈瘤専門クリニック「目黒外科」院長 齋藤陽 医師が監修しています。
下肢静脈瘤は、脚の静脈が拡張し、蛇行する状態を指します。放置すると健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、早期の診断と適切な治療が重要です。本記事では、下肢静脈瘤の診断方法、そのプロセス、そして早期診断の利点について詳しく説明します。

下肢静脈瘤の画像
下肢静脈瘤の診断方法
①問診・視診
患者さんが来院すると、まず医師が問診を行い、症状や生活習慣、職業、家族歴などを確認します。続いて視診により、脚の表面の血管や皮膚の変化を観察します。

下肢静脈瘤の診察
②超音波検査(エコー)
問診・視診で下肢静脈瘤が疑われた場合には、すぐに超音波検査を行います。
検査は痛みを伴わず、患者さんにとって負担の少ない方法です。
なお、立位でも座位でも検査結果に大きな差はありません。当院では気分が悪くならないよう、座位でリラックスした状態で検査を実施しています。
③その場で医師が結果を説明
一部の医療機関では検査結果を後日説明する形式を取っていますが、当院では医師がその場でリアルタイムに結果を説明します。
そのため、診断結果をもとに、適切な治療法の提案まで1回の診察で完結できます。
早期診断のメリット
症状の軽減
早期に診断・治療を行うことで、足のだるさ、重さ、夜間のこむら返りなどの症状を大きく軽減できます。
結果として日常生活の質が大きく向上します。
合併症の予防
放置された下肢静脈瘤は、うっ滞性皮膚炎や皮膚潰瘍、血栓性静脈炎などの合併症を引き起こすリスクがあります。
早期に適切な診断を受けることで、こうした重症化を防ぐことが可能です。
まとめ
下肢静脈瘤は、放置すると進行してさまざまな健康被害をもたらす病気です。視診・問診・エコー検査によって正確に状態を把握し、早めに治療に移ることが重要です。
違和感を感じたら、自己判断せずに専門医の診察を受けるようにしましょう。
下肢静脈瘤の症状が気になる方へ
目黒外科では、初診当日に問診・視診・超音波検査・結果説明まで一貫して対応しています。
保険診療で受けられますので、お気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 超音波検査は保険適用されますか?
- はい、超音波検査は健康保険の対象となります。
- Q2. 検査時間はどれくらいかかりますか?
- 問診・視診・検査を含めて約30分程度で完了します。
- Q3. 男性でも受診して大丈夫ですか?
- もちろんです。目黒外科には多くの男性患者さんも来院されています。気になる症状があればお気軽にご相談ください。
下肢静脈瘤専門クリニック「目黒外科®」のご案内
目黒外科は、年間1,000件以上の下肢静脈瘤手術を行う専門クリニックです。
最新のレーザー治療をはじめ、患者さまに最適な治療を提供しています。