下肢静脈瘤の治療費についてズバリ解説!2022年4月から診療報酬が改定されます。

下肢静脈瘤の治療費

今回の記事では「下肢静脈瘤の治療費」について解説します。

下肢静脈瘤の患者さんが心配することは

ちゃんと病気が治るのか?手術は痛くないか?ということはもちろんですが

意外と治療費がいくらかかるか?という点も大きな心配事だと思います。

 
ストレートに「治療費はいくらかかりますか?」と聞いてくださる患者さんも中にはいらっしゃいますが

お金のことって、なかなか恥ずかしくて聞けないものです。

 
回転ずしだと価格が書いてあるので 安心してお寿司を食べられますけど

高級なお寿司屋さんみたいに価格が書いていないと

いったいいくらかかるのか不安になりますよね?

 
この記事をお読みいただければ治療費のことで心配せず

安心して治療が受けられると思います。

 

診療内容と費用一覧

診療内容別にかかる医療費を一覧にしました。

2022年4月より診療報酬が改定になりますので、以下の通りの窓口負担金額となります。
診療内容3割負担1割負担
初診料
+超音波検査
約2,500円約900円
硬化療法
(1回あたり)
約15,000円約5,000円
ストリッピング手術・下肢静脈瘤血管内焼灼術(片足)約42,000円約14,000円
下肢静脈瘤血管内塞栓術(グルー治療)
(片足)
約54,000円約18,000円
再診料
+超音波検査
約380円約130円
その他、弾性ストッキング(着圧ソックス)をご購入いただく場合は約4000円かかります。

高額療養費制度をご利用になれます

高額療養費制度とは、一ヶ月の間に医療機関や薬局で支払った額が一定額を超えた場合、

超過分の金額を後から払い戻してもらえる制度です。

高額療養費制度では、所得に応じて、ご本人が支払う自己負担額の上限が定められております。

 

限度額適用認定証について

限度額適用認定証」を手術時に準備していただけましたら、立替払いせずに済みます。

国民健康保険または後期高齢者の方は市区町村の役所に、

社会保険の方は職場の健康保険担当者の方に申請してください。

①手術前に限度額適用認定証が入手できた場合

限度額以上の支払いはありません

限度額適用認定証が間に合わなかった場合

手術の日までに限度額適用認定証が間に合わなかった方は、

手術の日は窓口負担金額をお支払いいただき、

その後で高額療養費を申請して

限度額との差額を健康保険組合から還付を受けることになります。

生命保険の給付金

生命保険に加入している方は、

下肢静脈瘤の日帰り手術が保険給付金の対象となるかご確認ください。

手術方法はこちらの4種類のいずれかが当てはまりますので、ご確認のうえ生命保険会社にお伝えください。

下肢静脈瘤血管内焼灼術(K617-4)
抜去切除術(K617-1)
下肢静脈瘤血管内塞栓術(K617-6)
硬化療法(K617-2)
給付金の対象になる場合は、生命保険会社から所定の診断書を入手して医療機関にお持ちください。

その際、診断書作成料が別途かかりますので、あらかじめご了承ください。

下肢静脈瘤でお悩みの方は、下肢静脈瘤ひとすじ26年の専門クリニック目黒外科にご相談ください。