足の血管がボコボコ浮き出ている方へ|それは「静脈の逆流サイン」かもしれません
足の血管がボコボコ、クネクネと浮き出ている。
ふくらはぎや膝裏に、青色の血管がロープのように見える。
立ったときに血管が盛り上がり、横になると少し目立たなくなる。
そのような見た目がある方は、単に「血管が目立つ体質」ではなく、
下肢静脈瘤の可能性があります。
下肢静脈瘤は、足の表面近くを走る静脈に血液がたまり、血管がふくらんで浮き出てくる病気です。
そして、その背景には多くの場合、静脈の中を流れる血液が本来とは逆方向に流れてしまう
「静脈の逆流」が関係しています。
この記事では、足のむくみ・だるさ・こむら返り・かゆみだけの方ではなく、
見た目に明らかなボコボコ・クネクネした静脈瘤がある方に向けて、
受診の目安と治療の考え方を、下肢静脈瘤専門クリニックの視点からお伝えします。
ふくらはぎ・膝裏・太ももの内側に、ボコボコ浮き出た血管がありませんか?
その血管は、下肢静脈瘤による静脈の逆流サインかもしれません。
受診するべきか迷う方は、まず写真でご相談ください。
足の血管がボコボコするのは、なぜ?

下肢静脈瘤 画像
足の静脈は、心臓に向かって血液を戻す血管です。
立っているとき、足の血液は重力に逆らって下から上へ戻らなければなりません。
そのため、静脈の中には血液が下へ戻らないようにする「弁」があります。

血管の働き
ところが、この弁がうまく閉じなくなると、本来は心臓へ向かうはずの血液が足先の方向へ逆流します。
すると、足の表面近くの静脈に血液がたまり、血管がふくらみ、曲がりくねって、皮膚の上からボコボコと見えるようになります。

これが、下肢静脈瘤の基本的な仕組みです。
つまり、足の血管がボコボコ浮き出ているという見た目は、
皮膚の表面だけの問題ではなく、静脈の中で血液の流れが乱れているサイン
である可能性があります。
「血管が目立つだけ」と思っていませんか?

下肢静脈瘤 画像
患者さんの中には、
「昔から血管が目立ちやすい体質だから」
「年齢のせいだから仕方ない」
「痛みはないので、病院に行くほどではない」
と考えて、何年もそのままにしている方がいらっしゃいます。
もちろん、すべてのボコボコ血管がすぐに手術を必要とするわけではありません。
しかし、ふくらはぎや膝裏、太ももの内側にロープ状の血管が浮き出ている場合、
そこには静脈の逆流が隠れていることがあります。
特に、立ったときに血管が目立ち、横になると少しへこむような場合は、
足の静脈に血液がたまりやすい状態が疑われます。
大切なのは、見た目だけで自己判断しないことです。
下肢静脈瘤かどうか、治療が必要かどうかは、超音波検査で静脈の逆流を確認して判断します。
この記事の対象は「症状だけ」の方ではありません
ここは、とても大切なポイントです。
足のむくみ、だるさ、こむら返り、かゆみは、下肢静脈瘤でも見られることがあります。
しかし、これらの症状は下肢静脈瘤だけに特有のものではありません。
内科的な病気、薬の影響、皮膚疾患、整形外科的な問題、生活習慣など、さまざまな原因で起こります。
そのため、目黒外科で特に受診をおすすめしたいのは、
足のむくみ・だるさ・こむら返り・かゆみだけの方ではなく、
見た目に明らかなボコボコ・クネクネした静脈瘤がある方です。
また、細い赤紫色の血管が網目状に見える蜘蛛の巣状静脈瘤も、
今回の記事で中心としている太い静脈瘤とは病態や治療方針が異なります。
この記事でお伝えしたいのは、
ふくらはぎ・膝裏・太ももの内側などに、太い血管が立体的に浮き出ている方
の受診目安です。
こんなボコボコ血管は、下肢静脈瘤の可能性があります
ご自身の足を、立った状態で確認してみてください。
次のような見た目がある場合は、下肢静脈瘤の可能性があります。
受診を考えたいボコボコ血管の特徴
- ふくらはぎの血管がボコボコ浮き出ている
- 膝裏に青紫色の血管のこぶがある
- 太ももの内側から膝下にかけて血管がクネクネ走っている
- 立つと血管が盛り上がって見える
- 横になると血管が少し目立たなくなる
- 片足だけ明らかに血管が浮き出ている
- ボコボコ血管に加えて、足の重さやだるさがある
- ボコボコ血管に加えて、就寝中や起床時のこむら返りがある
- ボコボコ血管の周囲や足首に、かゆみ・湿疹・色素沈着がある
特に、足首周辺の皮膚が茶色くなってきた、湿疹を繰り返す、皮膚が硬くなってきたという場合は、
長年の静脈うっ滞が関係していることがあります。
この段階になると、見た目だけの問題ではなく、皮膚を守るためにも早めの相談が大切です。
なぜ、ボコボコ血管は自然に目立たなくなりにくいのか
足の血管が一時的に浮き出て見えることはあります。
たとえば、運動後、入浴後、暑い日などは血管が広がり、普段より目立つことがあります。
しかし、立ったときにいつも同じ場所の血管がボコボコ浮き出ている場合、
それは一時的な血管の拡張ではなく、静脈の逆流によって血液がたまりやすくなっている可能性があります。
静脈の弁が壊れて逆流が起こっている場合、その弁が自然にもと通りになることは多くありません。
そのため、一度はっきりと浮き出た下肢静脈瘤が、何もしないで消えていくことは期待しにくいのです。
「最近、血管が太くなった気がする」
「昔よりボコボコが増えてきた」
「足を出すのが嫌になってきた」
そう感じるようになったら、一度専門医に確認してもらうタイミングです。
超音波検査で何を確認するのか

超音波検査
目黒外科では、下肢静脈瘤が疑われる方に対して、診察と超音波検査を行います。
超音波検査では、皮膚の上から血管の状態を確認します。
痛みはほとんどなく、体への負担も少ない検査です。
確認する主なポイントは、次の通りです。
- どの静脈が太くなっているか
- 静脈の中で血液が逆流していないか
- 逆流している範囲はどこまでか
- 深い場所にある静脈に問題がないか
- 治療が必要な静脈瘤かどうか
つまり、超音波検査は「下肢静脈瘤かどうか」を見るだけではありません。
どの血管を、どの方法で、どこまで治療すべきかを決めるための地図のような役割を果たします。
治療は「見た目」だけで決めるものではありません
ボコボコした血管があると、どうしても見た目が気になります。
夏に素足になるのが嫌になる方もいれば、温泉や旅行で足を見られることに抵抗を感じる方もいます。
その気持ちは、決して小さな悩みではありません。
ただし、下肢静脈瘤の治療は、見た目だけで決めるものではありません。
実際には、超音波検査で静脈の逆流を確認し、
血管の状態、症状、皮膚の状態、患者さんの希望を総合的に見て治療方針を考えます。
治療が必要な場合には、血管内レーザー治療、グルー治療、硬化療法など、
状態に応じた方法を検討します。
どの治療が適しているかは、静脈瘤の場所や逆流の範囲によって異なります。
足を出す季節の前に、まず「確認」しておきませんか
下肢静脈瘤は、気になっていても受診を先延ばしにしやすい病気です。
痛みが強くない。
命に関わる病気ではなさそう。
忙しくて時間がない。
足を隠してしまえば何とかなる。
そう考えているうちに、何年も経ってしまう方が少なくありません。
しかし、足の血管がボコボコ浮き出ている状態は、ご自身でも気づきやすいサインです。
特に春から夏にかけては、素足になる機会が増え、足元が人目に触れやすくなります。
「夏本番になる前に相談したい」
「治療が必要かだけでも知りたい」
「この血管が下肢静脈瘤なのか確認したい」
そう思ったときが、受診のきっかけです。
受診するか迷う方は、まず写真でご相談ください
目黒外科では、足の血管がボコボコ浮き出ている方に無料画像診断を行っています。
ふくらはぎ・膝裏・太ももなど、血管が浮き出ている部分がわかる写真をお送りください。
写真だけで確定診断はできませんが、専門クリニックを受診した方がよいかどうかの目安をお伝えできます。
下肢静脈瘤専門クリニック「目黒外科」のご案内
目黒外科は、下肢静脈瘤の日帰り治療を専門とするクリニックです。
下肢静脈瘤のレーザーカテーテル手術件数では2020年以降、6年連続で日本最多の実績があります。
足の血管がボコボコ・クネクネと浮き出ている方に対して、診察と超音波検査を行い、
静脈の逆流があるか、治療が必要かを丁寧に確認しています。
「足の血管が気になる」
「このボコボコした血管が下肢静脈瘤なのか知りたい」
「夏になる前に一度確認したい」
という方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 足の血管がボコボコしているだけでも受診した方がよいですか?
立ったときにふくらはぎや膝裏の血管がボコボコ・クネクネと浮き出ている場合、下肢静脈瘤の可能性があります。
痛みがなくても、静脈の逆流が隠れていることがあるため、一度超音波検査で確認することをおすすめします。
Q. むくみやだるさだけでも下肢静脈瘤ですか?
むくみ、だるさ、こむら返り、かゆみだけで、ボコボコ浮き出た静脈瘤がない場合は、下肢静脈瘤以外の原因が考えられます。
まずは内科や整形外科などを受診してみましょう。
Q. 蜘蛛の巣状静脈瘤も同じ治療ですか?
蜘蛛の巣状静脈瘤は、細い赤紫色の血管が網目状に見える状態です。
太くボコボコ浮き出る下肢静脈瘤とは病態や治療方針が異なるため、分けて考える必要があります。
Q. 写真だけで下肢静脈瘤か判断できますか?
写真で下肢静脈瘤の可能性をある程度確認することはできますが、確定診断や治療方針の決定には超音波検査が必要です。
無料画像診断は、受診すべきか迷う方の目安としてご利用ください。

