【医師監修】下肢静脈瘤レーザー手術の所要時間とは?日帰り治療の流れと注意点
下肢静脈瘤のレーザー治療とは?
下肢静脈瘤の治療方法の一つに、レーザーカテーテルを用いた血管内焼灼術があります。この治療法は、静脈を内側からレーザーで焼灼して閉塞させることで、症状の改善を図るものです。目黒外科では年間1100件以上の血管内治療を行っており、日帰り・低侵襲を希望する多くの方に選ばれています。
レーザー手術にかかる時間の目安
1. 手術前の準備(エコー検査)
まず、エコー(超音波検査)で静脈の状態を確認します。これにかかる時間はおよそ15分程度です。
2. 術中(レーザー焼灼の実施)
レーザーカテーテルを静脈に挿入し、焼灼しながらゆっくりと引き抜いていきます。片足につき30〜60分程度が目安ですが、複数の静脈を治療する場合はそれに応じて延びます。
3. 手術後の休憩と生活の注意点
手術後は弾性ストッキングを着用し、回復室で15〜30分ほど安静にしていただきます。
当日は入浴を控えていただきますが、炊事・洗濯・買い物などの日常動作は制限ありません。翌日から入浴も可能です。
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安心できる麻酔方法
目黒外科では、局所麻酔に加え静脈麻酔(鎮静剤)を併用することで、寝ている間に手術が完了する体制を整えています。不安が強い方でも安心して治療を受けていただけます。
術後の生活と再発予防
手術翌日から日常生活の制限はないため、手術前とほぼ同様の生活が可能です。適切な弾性ストッキングの着用や日常的な足の運動で、再発の予防にもつながります。
まとめ:治療時間は短く、日帰りでの社会復帰も可能
下肢静脈瘤のレーザー治療は、短時間・高精度・低負担が特徴です。治療時間の目安を知っておくことで、心の準備がしやすくなります。まずは専門医の診察を受け、ご自身に最適な治療方針を一緒に考えていきましょう。
よくあるご質問(FAQ)
- Q1. 手術当日はどれくらい時間がかかりますか?
- エコー検査から手術、回復まで含めて約1.5〜2時間が目安です。
- Q2. 手術中、痛みはありますか?
- 局所麻酔または静脈麻酔で対応するため、手術中の痛みはほとんどありません。
- Q3. 術後の仕事復帰はいつから可能ですか?
- 翌日から復帰可能です。
患者さんの体験談
60代・女性・主婦
「思っていたより短時間で終わり、術後もほとんど痛みを感じませんでした。翌日から家事も普通にできて、とても楽でした。もっと早く受ければよかったです。」
40代・男性・会社員
「足のだるさが辛くて相談したところ、レーザー治療を勧められました。仕事が忙しいので日帰りで済んだのはありがたかったです。対応も丁寧で安心でした。」