「症状が強くなるのは夏だから、治療は暖かくなってから…」――実はその逆。下肢静脈瘤の手術は冬こそ適期です。ここでは下肢静脈瘤専門医の視点から、冬に治療を勧める3つの医学的理由をやさしく解説します。

下肢静脈瘤の画像
理由1:紫外線が弱く、術後の仕上がりがきれい
現在主流の治療は、レーザー・ラジオ波・グルー(医療用接着剤)などの「切らない・縫わない」低侵襲手術。創部は点状で小さいものの、術後に強い紫外線に当たると一時的な色素沈着が残ることがあります。冬は紫外線量が少ないため、色調の回復がスムーズで傷跡が目立ちにくいのが大きなメリットです。
さらに冬は衣服で患部を自然に覆えるため、手術直後の内出血が気になりにくく、日常生活での心理的負担も軽くなります。
理由2:弾性ストッキングを快適に着用できる
術後は一定期間、医療用弾性ストッキングの着用が推奨されます。夏は蒸れや汗で「続けにくい」と感じがちですが、冬は防寒具としても機能するため、着用遵守率が上がりやすい季節。結果として治療効果を最大化し、再発予防にもつながります。
当院の経験でも、冬期は「指定どおり履けた」という患者さんが多く、満足度と術後経過が安定する傾向が見られます。
理由3:春夏に向けて余裕をもって準備できる
春先〜初夏は来院希望が集中し予約が取りづらい時期。冬のうちに計画・手術まで完了しておくと、スムーズに回復期を過ごせて薄着の季節に間に合います。
また、契約内容によっては医療費控除や生命保険給付の対象となり、年末年始のタイミングと合わせれば経済面のメリットも見込めます。
体験談:冬に受けてよかった声
「冬に手術したのでストッキングが苦にならず、春には脚の見た目も気にならなくなりました。繁忙期前に終えられたのも助かりました。」
50代・会社員
当院の特徴|実績に裏づけられた専門治療
- 2020年から5年連続で下肢静脈瘤レーザー手術件数 日本一
- 日帰り・保険適用の低侵襲治療(レーザー/グルー)
- 超音波検査で原因静脈を正確に評価し、オーダーメイドの治療計画をご提案
- 完全予約制で丁寧な診療・わかりやすい説明
※生命保険の給付対象は契約内容・診断名によって異なります。事前に保険会社へご確認ください。
まとめ:冬は「結果が出やすい」追い風の季節
- 紫外線が弱く傷跡が目立ちにくい
- ストッキングが快適で治療遵守がしやすい
- 春夏に間に合うスケジュール設計と経済的メリット
「今年こそ脚の悩みを終わらせたい」。そう考える方に、冬の治療開始をおすすめします。
春夏に後悔しないために、今から一歩。
まずは超音波検査と専門医の診察で、原因静脈を確かめましょう。