手術対象になりやすい足の静脈瘤とは?太くボコボコ浮き出た血管でお悩みの方へ
足の血管が、すね・ふくらはぎ・膝裏・太ももにかけて
太くボコボコ、クネクネと浮き出ている場合、
下肢静脈瘤の可能性があります。
特に、立つと血管がふくらむ、血管がミミズのように蛇行している、
皮膚のかゆみ・湿疹・色素沈着を伴う、就寝中や起床時のこむら返りがある、
という方は、一度専門的な診察を受けることをおすすめします。
一方で、赤紫色の細い血管がクモの巣のように見えるだけの場合は、
蜘蛛の巣状静脈瘤であり、太くボコボコ浮き出た下肢静脈瘤とは治療方針が異なります。
蜘蛛の巣状静脈瘤だけの場合、当院の主な手術対象ではないことが多くあります。

目黒外科が主に診療しているのは「太く浮き出た静脈瘤」です
目黒外科では、足の血管が太く浮き出ている方、すね・ふくらはぎ・膝裏に
ボコボコ、クネクネとした静脈瘤がある方を中心に診療しています。
下肢静脈瘤は、足の表面を走る静脈の弁が壊れ、血液が足先の方向へ逆流することで起こります。
本来、足の静脈の血液は心臓へ向かって戻りますが、弁がうまく働かなくなると、
血液が静脈の中にたまり、血管がふくらみます。
その結果、皮膚の表面に太く蛇行した血管として見えるようになります。
患者さんはこの状態を、
「足の血管が浮き出てきた」
「ふくらはぎの血管がボコボコしている」
「膝裏の血管がクネクネしている」
「血管がミミズのように見える」
と表現されることが多いです。
医師の視点:見た目だけでなく、血液の逆流を見ることが大切です
足の血管がボコボコしている場合でも、診察では見た目だけで判断しません。
本当に手術が必要かどうかは、超音波検査で静脈の逆流を確認して判断します。
逆流している血管がどこにあるのか、どの範囲まで広がっているのかを調べることで、
適切な治療方針を立てることができます。
このような足の見た目は、手術対象になる可能性があります

受診をおすすめしたい方
- すねに太い血管がボコボコ浮き出ている
- ふくらはぎにミミズのような血管がある
- 膝裏にクネクネした静脈瘤がある
- 太ももの内側に蛇行した血管が見える
- 立つと血管がふくらみ、横になると目立ちにくくなる
- 足の血管の周囲にかゆみや湿疹がある
- すねの皮膚が茶色くなってきた
- 皮膚が硬くなってきた
- 就寝中や起床時のこむら返りがある
- 見た目のボコボコを改善したい
このような所見がある場合、見た目の問題だけではなく、足の静脈に血液の逆流が起きている可能性があります。
特に、皮膚の色が茶色くなっている、かゆみや湿疹が長引いている、皮膚が硬くなっている場合は、
静脈のうっ滞が皮膚に負担をかけていることがあります。
下肢静脈瘤は、すぐに命に関わる病気ではありません。
しかし、進行すると、うっ滞性皮膚炎、脂肪皮膚硬化症、皮膚潰瘍などにつながることがあります。
「痛くないから大丈夫」と思って長く放置しているうちに、治療に時間がかかる状態になることもあります。

蜘蛛の巣状静脈瘤だけの方は、当院の主な手術対象ではないことが多いです
足の血管が気になるといっても、すべてが同じ病気ではありません。
赤紫色の細い血管が皮膚の表面にクモの巣のように広がって見えるものは、
一般的に蜘蛛の巣状静脈瘤と呼ばれます。
蜘蛛の巣状静脈瘤は、見た目が気になる原因にはなります。
しかし、太くボコボコ浮き出た下肢静脈瘤とは性質が異なり、
足のだるさ、むくみ、こむら返りの主な原因とは考えにくいことがあります。
また、下肢静脈瘤の手術対象ではないことが多く、治療を行う場合でも方針が異なります。

当院の主な手術対象とは異なることが多いケース
- 赤紫色の細い血管がクモの巣状に見えるだけ
- 青い細い血管が網目状に見えるだけ
- 太くボコボコ盛り上がる血管がない
- 血管は目立たず、むくみやだるさだけがある
- 美容目的で細い血管だけを消したい
- 足全体の冷えやしびれだけが気になる
このような場合、下肢静脈瘤の手術で症状が改善するとは限りません。
ボコボコした太い血管が見当たらない場合は、むくみであれば内科、
皮膚のかゆみや湿疹であれば皮膚科、
しびれや腰から足にかけての痛みであれば整形外科など、
別の診療科での確認が適していることもあります。
もちろん、写真だけで最終判断はできません。
ただし、目黒外科が特に力を入れているのは、
太くボコボコ・クネクネと浮き出た下肢静脈瘤に対する専門的な診断と日帰り手術です。
「細い血管が気になる方」と「手術を検討すべき方」の違い
下肢静脈瘤の診療では、患者さんが気にしている見た目と、医学的に治療が必要な状態が一致しないことがあります。
細い血管が目立つだけの場合、見た目の悩みはあっても、手術で治すタイプの下肢静脈瘤ではないことがあります。
手術を検討しやすいタイプ
- 血管が太く盛り上がっている
- 血管が蛇行している
- 立つと血管がより目立つ
- ふくらはぎや膝裏に明らかな静脈瘤がある
- 皮膚の色素沈着や湿疹を伴う
- 超音波検査で静脈の逆流が確認される
手術対象になりにくいタイプ
- 赤紫色の細い血管だけが見える
- 青い細い血管が皮膚の下に透けて見える
- ボコボコした盛り上がりがない
- 症状はあるが、見た目に明らかな静脈瘤がない
- 美容目的で細かい血管だけを消したい
目黒外科では、患者さんに必要のない手術をすすめることはありません。
そのため、まずは「本当に下肢静脈瘤の手術で改善が期待できる状態なのか」を確認することを大切にしています。
受診前に写真診断をご利用ください
「自分の足が手術対象になりやすい下肢静脈瘤なのか、それとも蜘蛛の巣状静脈瘤なのかわからない」
という方は、受診前に写真診断をご利用いただけます。
写真診断では、足の血管の見た目から、下肢静脈瘤の可能性がありそうか、
専門的な診察を受けるべき状態かを確認する目安になります。
特に、ボコボコした血管がある方は、立った状態で血管がわかるように撮影してください。
写真を撮るときのポイント
- 立った状態で撮影する
- すね・ふくらはぎ・膝裏がわかるように撮る
- 血管が一番目立つ角度から撮る
- 片足だけでなく、左右差がわかる写真も撮る
- 皮膚の色素沈着や湿疹がある場合は、その部分も撮る
太くボコボコ浮き出た足の血管を写真で相談する
すね・ふくらはぎ・膝裏に太くクネクネした血管がある方は、
受診前に写真診断でご相談ください。
手術対象になりやすい下肢静脈瘤かどうかを確認する目安になります。
診察では超音波検査で静脈の逆流を確認します
写真や見た目だけで、下肢静脈瘤の治療方針を決めることはできません。
診察では、超音波検査を行い、足の静脈に逆流があるかどうかを確認します。
下肢静脈瘤の原因となることが多いのは、大伏在静脈や小伏在静脈などの表在静脈の逆流です。
逆流の場所、血管の太さ、静脈瘤とのつながり、深部静脈の状態を確認したうえで、
手術が必要かどうかを判断します。

超音波検査で確認すること
- 大伏在静脈や小伏在静脈に逆流があるか
- 逆流している血管の範囲
- 表面に見える静脈瘤とのつながり
- 深部静脈に問題がないか
- 皮膚症状と静脈うっ滞の関連
この検査により、「手術で改善が期待できる下肢静脈瘤なのか」
「手術ではなく経過観察でよい状態なのか」
「別の診療科で相談した方がよい症状なのか」を判断します。
手術対象となる場合は、日帰り治療を検討できます
超音波検査で静脈の逆流が確認され、症状や見た目の原因になっていると判断される場合、
下肢静脈瘤の日帰り手術を検討します。
現在の下肢静脈瘤治療は、以前のように大きく皮膚を切る手術ばかりではありません。
目黒外科では、切らない・縫わない下肢静脈瘤治療を行っています。
治療後は歩いて帰宅でき、日常生活への復帰も比較的早いのが特徴です。
治療では、逆流している静脈を内側から閉じることで、血液の流れを整えます。
足の血液の大部分は深いところを走る深部静脈を通って心臓へ戻るため、
原因となる表在静脈を治療しても、足全体の血流が悪くなるわけではありません。

目黒外科が大切にしていること
下肢静脈瘤の治療で大切なのは、ただ血管を消すことではありません。
どの血管が原因なのかを正確に見極め、必要な治療を、必要な方に行うことです。
太くボコボコ浮き出た静脈瘤がある方は、見た目の悩みに加えて、
皮膚症状やこむら返り、だるさなどを抱えていることがあります。
その一方で、細い蜘蛛の巣状静脈瘤だけの場合は、手術で改善するタイプとは異なることがあります。
目黒外科では、患者さんが「自分は本当に治療が必要なのか」を理解したうえで、
安心して治療を選択できるよう、超音波検査と丁寧な説明を重視しています。
ボコボコ・クネクネした足の静脈瘤でお悩みの方へ
すね・ふくらはぎ・膝裏に太く浮き出た血管がある方は、
下肢静脈瘤の可能性があります。
手術が必要かどうかは、超音波検査で静脈の逆流を確認して判断します。
蜘蛛の巣状の細い血管だけの場合は、当院の主な手術対象ではないことが多いため、
まずは写真診断で受診の必要性をご確認ください。
よくある質問
Q1. 足の血管がボコボコしています。手術した方がよいですか?
ボコボコ浮き出た血管がある場合、下肢静脈瘤の可能性があります。
ただし、手術が必要かどうかは見た目だけでは判断できません。
超音波検査で静脈の逆流を確認し、症状や皮膚の状態と合わせて判断します。
Q2. 蜘蛛の巣状静脈瘤だけでも目黒外科を受診した方がよいですか?
赤紫色の細い血管がクモの巣状に見えるだけで、太くボコボコ浮き出た血管がない場合、
下肢静脈瘤の手術対象ではないことが多いです。
美容目的で細い血管だけを消したい場合は、当院の主な診療対象とは異なることがあります。
まずは写真診断で受診の必要性をご確認ください。
Q3. 足のむくみやだるさだけでも下肢静脈瘤ですか?
むくみやだるさだけで下肢静脈瘤と判断することはできません。
心臓・腎臓・肝臓・薬剤・生活習慣など、さまざまな原因で起こります。
ボコボコした静脈瘤が見当たらない場合は、まず内科で相談した方がよいこともあります。
Q4. 皮膚のかゆみや色素沈着は下肢静脈瘤と関係しますか?
関係することがあります。
特に、ボコボコした静脈瘤がある側のすねに、かゆみ・湿疹・茶色い色素沈着・皮膚の硬さがある場合は、
静脈のうっ滞が皮膚に影響している可能性があります。
この場合は、早めに専門的な診察を受けることをおすすめします。

下肢静脈瘤専門クリニック「目黒外科」のご案内
目黒外科は、下肢静脈瘤の日帰り手術を専門的に行うクリニックです。
すね・ふくらはぎ・膝裏に太くボコボコ浮き出た静脈瘤がある方に対し、
超音波検査で静脈の逆流を確認し、手術適応を丁寧に判断しています。
当院では、患者さんが不安を抱えたまま治療に進むことがないよう、
診察・検査・治療方針の説明を大切にしています。
「この足の血管は手術が必要なのか」
「蜘蛛の巣状静脈瘤とは違うのか」
「放置してよいのか心配」
という方は、まず写真診断または診察でご相談ください。
目黒外科
下肢静脈瘤の日帰り手術専門クリニック
初診WEB予約:https://medical.apokul.jp/web/3/reservations/add/time
無料写真診断:https://meguro-geka.jp/medical/muryou-shindan-form/
院長著書のご紹介
目黒外科では、下肢静脈瘤について正しい知識を広く知っていただくため、
診療だけでなく情報発信にも力を入れています。
院長による著書では、下肢静脈瘤の原因、症状、治療法、受診の目安について、
一般の方にもわかりやすく解説しています。
足の血管がボコボコ浮き出ている方、長年静脈瘤を放置してきた方、
手術に不安がある方は、診察前の参考としてぜひご覧ください。

足の血管が太くボコボコ浮き出ている場合、見た目だけの問題ではなく、
静脈の逆流が関係していることがあります。
一方で、細い蜘蛛の巣状の血管だけの場合は、下肢静脈瘤の手術対象ではないことも少なくありません。
大切なのは、自分の足の状態を正しく知ることです。
すね・ふくらはぎ・膝裏に太くクネクネした血管がある方は、
一度、下肢静脈瘤専門クリニックで超音波検査を受けることをおすすめします。

