【専門医監修】足のだるさ・むくみの原因は?下肢静脈瘤の症状チェックと最新治療法|目黒外科

「片足だけだるい」「血管がボコボコ」は危険サイン?
下肢静脈瘤専門医が教える見逃せない症状と治療法

足がだるい、疲れやすい…それ、仕事や年齢だけのせいではないかもしれません

「最近、足がだるいなぁ」「すぐに足が疲れてしまう」と感じていませんか? 長時間の立ち仕事や年齢による体力の低下だと思いがちですが、それだけが原因ではない場合があります。実は、下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)という病気が潜んでいる可能性もあるのです。
足がだるくて足を上げている患者さん
足がだるい時は足を上げるのも効果的

下肢静脈瘤ってどんな病気?

下肢静脈瘤は、足の静脈の血流が悪化し、血管が浮き出たり、だるさや痛みを引き起こす病気です。特に立ち仕事の方や、デスクワークで長時間座りっぱなしの方に多く見られます。
下肢静脈瘤
ふくらはぎにできた静脈瘤

下肢静脈瘤を疑うポイント

次のような症状に心当たりがある方は、下肢静脈瘤の可能性を一度考えてみてください。

  • 足のだるさに左右差がある
     特に片方の足だけがだるく感じる場合、静脈の血流が滞っている可能性があります。

  • 足の血管が浮き出て目立つようになった
     ふくらはぎやすね、太ももの皮膚の表面に、青く蛇行した血管が浮き出ている場合、それは静脈の異常を示しているサインかもしれません。

  • 足の太さに左右差がある
     片足だけがむくんで太く見えるようなときは、静脈の循環に何らかの障害が生じている可能性があります。

これらの症状は、「仕事の疲れかな」「年齢のせいかも」と見過ごされがちですが、実は専門的な診断と治療を必要とする病気のサインであることも少なくありません。違和感を覚えたら、早めの受診をおすすめします。

なぜ専門医の受診が大切なのか?

下肢静脈瘤は、放置すると進行して皮膚炎や潰瘍の原因になることもありますので、早期発見・早期治療が大切です。特に、超音波検査を行うことで、静脈の状態を正確に把握できるため、症状が軽いうちに専門医に相談することをおすすめします。
下肢静脈瘤の診断には超音波検査が欠かせません
下肢静脈瘤の診断には超音波検査(エコー検査)が欠かせません

目黒外科では、下肢静脈瘤の専門的な診察と治療を行っています。超音波検査を通じて正確な診断を行い、患者さま一人ひとりに最適な治療法を提案しています。手術が必要な場合でも、切らずに治療できる方法をご提供していますのでご安心ください。

よくあるご質問(FAQ)

1. 足がだるいのは年齢や疲れのせいだと思っていたのですが、下肢静脈瘤の可能性もあるのでしょうか?

はい、足のだるさや疲れやすさが年齢や仕事の疲労だけでなく、下肢静脈瘤の初期症状であることも少なくありません。特に「片足だけだるい」「夕方に症状が強くなる」「血管が浮き出てきた」などのサインがある場合は、血流障害が進んでいる可能性があります。早めの検査をおすすめします。

2. 片足だけ太く見えるのはむくみでしょうか?それとも病気のサインですか?

片足だけがむくんで太く見える場合、静脈の逆流やうっ滞が原因である可能性があります。下肢静脈瘤では、血液がうまく心臓に戻らず、足に溜まってしまうことで片足にむくみや腫れが生じます。自己判断せず、超音波検査などで状態を確認することが大切です。

3. 下肢静脈瘤は手術しないと治らないのでしょうか?

いいえ、すべてのケースで手術が必要なわけではありません。初期段階では弾性ストッキングの使用や生活習慣の見直しで改善が見込めることもあります。症状が進行していても、現在では切らずに治療できるレーザー治療やグルー治療など、体への負担が少ない日帰り治療法が選べます。

足の健康を守るために、まずは専門医にご相談ください

仕事の疲れや年齢のせいと思い込まず、ぜひ専門医の診察を受けてみてください。少しの勇気が、足のだるさや疲れやすさから解放される第一歩になります。どうぞお気軽にご相談ください。
✅ 切らないレーザー治療(日帰り手術可能)
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