立ち仕事で足がだるい人必見!足が楽になる3つの方法
立ち仕事で足がだるいみなさんへ
「毎日長時間の立ち仕事で足がだるい、、、最近は足が痛くなってきた」
「夕方になると足がむくんで重くなる、、、」
「病院に行きたいけれど、仕事が忙しくて、、、」
毎日長時間の立ち仕事で足がとてもつらいですよね。
今回は、足のストレスを少なくできる方法をご紹介します。
足は第二の心臓
血液は心臓から動脈を通って全身に運ばれます。血液によって全身に栄養や酸素が行きわたります。
人間は栄養や酸素を使って活動します。すると体からゴミが出ます。これを「老廃物」と言います。
「老廃物」は静脈を流れる血液と一緒に心臓へ帰っていきます。
その際、静脈は重力に逆らって上にのぼっていかなければなりません。
その力になるのが「足の筋ポンプ作用」です。
具体的には、足のふくらはぎの筋肉を動かすことで、伸び縮みした筋肉が静脈をモミモミして血液を押し上げます。
これが「足は第二の心臓」と呼ばれる理由です。
長時間の立ち仕事であまり「足の筋ポンプ作用」を使わないと、血液は重力によって足の静脈に溜まってしまいます。
代表的な立ち仕事
調理師・美容師・クリーニング店・スーパーのレジ・警備員・デパートの販売員など、長時間じっと立ちっぱなしでふくらはぎの筋肉があまり使われないお仕事の場合、血液が足に溜まりやすくなります。
静脈を流れる血液は老廃物の多い血液なので、これが足に溜まると色々な症状が出ます。
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足がだるい
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足が重い
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足が痛い
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足がむくむ
そこで、これらの症状を改善するためにどうすればよいか?
それは、「ふくらはぎの筋ポンプ作用」を使うことがとても大事です。
足を楽にするための3つの方法
その1 屈伸運動やアキレス腱を伸ばす
仕事の合間に屈伸運動やアキレス腱を伸ばす運動をこまめに取り入れましょう。
足が楽に感じるのはふくらはぎに溜まった老廃物を多く含んだ血液が抜けていくからです。
しかし、仕事が忙しくてそんなことしていられない。お客さんが見ている前で屈伸なんかできないよ、と言う方は、、、?
その2 弾性ストッキングを着用する
弾性ストッキングは、医療用に作られたストッキング、足を圧迫するために設計されています。
足首のほうが圧力が強く、膝に行くにしたがい圧迫力が緩やかにできています。
ふくらはぎの筋ポンプ作用を補助してくれる効果があります。
すると、マヨネーズを押し出すように血液が下から上に押し上げられていきます。
足はとても楽に感じられます。
普通の靴下に比べてやや履きにくいのが難点ですが、履き方のコツをつかむとあまり苦にならなくなります。
むしろ、弾性ストッキングを履いていないと足がつらいので、手放せないと感じるかもしれません。
ストッキングの圧迫力によって「弱圧」「中圧」「強圧」があります。
ドラッグストアなどで売っているのは「弱圧」です。
病院などで売っているのは「中圧」です。
「中圧」が良いと思いますが、履きやすくて気持ち良ければ「弱圧」でも構いません。
その3 寝ながら足を組んで膝を揺らす
寝ながら足を組みます。
上のあしのふくらはぎと下の足の膝を合わせます。
そして、上の足の足首を動かすと、ふくらはぎが膝にグリグリと押し当てられて刺激されます。
これなら寝ている間に自分一人でもふくらはぎにマッサージができます。
お風呂に入りながらこれをやると、足の疲れがよく抜けるようになりますよ。
それでもなかなか足のだるさが取れないという方や
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足の血管が浮き出てくる
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足の皮膚の色が黒ずんでくる
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足の皮膚のかゆみ
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足にできた傷が治らない
などの症状が出てきた方は、下肢静脈瘤の可能性がありますので、医療機関を受診しましょう。
まとめ
長時間の立ち仕事で足がだるいと感じている方にとって、足が楽になる方法をご紹介しました。
いかがでしたか?
人の力を借りず、自分一人で手軽にできる方法だと思いますので、是非やってみてください。
長年立ち仕事をなさっていると、いつしか足の静脈の弁がダメージを受けて静脈瘤になることもあります。
そうなると、残念ながら自然には治りませんので、下肢静脈瘤の専門医を受診されることをおすすめします。