【治療経過】陰部静脈瘤の患者さん
妊娠中にできた陰部静脈瘤により、日ごろから右足が重だるく、特に生理中は足が痛かったそうです。
最近は症状がひどくなり、お尻や腰の方まで痛みが拡がっていました。
右の太ももの裏側を走る静脈瘤を認めます。
これは陰部静脈瘤といいます。
通常の下肢静脈瘤とは異なり、大伏在静脈・小伏在静脈・副伏在静脈などに逆流はありません。
骨盤内の子宮や卵巣の静脈から発生した静脈瘤です。
したがって、レーザーや高周波、ストリッピングなどの手術の適応にはなりません。
治療方法は硬化療法です。
陰部静脈瘤にとても細い注射針を刺して、「硬化剤」と呼ばれるお薬を注射しました。
その結果、治療当日よりお尻や腰の痛みが改善しました。
下肢静脈瘤専門クリニック目黒外科
下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医
レーザー 高周波 ストリッピング 高位結紮術 静脈瘤切除術 硬化療法
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