下肢静脈瘤の治療は保険適用になりますか?

下肢静脈瘤の治療は保険適用になるのか?

下肢静脈瘤は、足の静脈が拡張し、クネクネと曲がりくねって見える病気です。ある統計によると、40歳以上を対象とした調査では約8.6%の人に下肢静脈瘤が見られ、推定患者数1000万人と言われています。

患者さんからよく聞かれる質問の一つが、「下肢静脈瘤の治療は保険適用になるのか?」というものです。この記事では、この疑問に対する答えを詳しく解説していきます。

下肢静脈瘤の治療法

下肢静脈瘤の治療方法は症状の程度によって異なりますが、下肢静脈瘤の治療方法は以下のようになっています。

– 弾性ストッキングによる「圧迫療法
– 硬化剤というお薬を静脈瘤に注射する「硬化療法
– 静脈瘤をカテーテルによって焼いてしまう「血管内焼灼術
– 静脈瘤を医療用の接着剤によって塞いでしまう「血管内塞栓術

保険診療と自由診療

これらの治療法のうち、硬化療法・血管内焼灼術・血管内塞栓術は健康保険が適用され、自己負担割合(1割・2割・3割)に応じた治療費となります。弾性ストッキングは健康保険が適用されませんので、自費での購入となります。また、クモの巣状静脈瘤に関しては硬化療法は保険適応ですがレーザー照射は自由診療となります。

まとめ

下肢静脈瘤の治療は硬化療法・血管内焼灼術・血管内塞栓術は健康保険が適用され、弾性ストッキングや美容目的のクモの巣状静脈瘤に対するレーザー照射は自由診療となります。