11月, 2017|目黒外科|東京都品川区・目黒駅から徒歩30秒

Blogブログ

2017.11.24 わかりやすい下肢静脈瘤の教科書

下肢静脈瘤はテレビでよく見かけるけれど多くの人に誤解されている

下肢静脈瘤はテレビでよく見かけるけれど、多くの人に誤解されている 下肢静脈瘤はテレビなどメディアでたくさん取り上げられるようになり、この病気の名前を知っているという方はだいぶ増えたと感じます。しかし、下肢静脈瘤のことを正確に理解しているかというと、必ずしもそうではありません。下肢静脈瘤は多くの方に誤解されていると感じることがいくつかあります。それは患者さんだけではなく、医療従事者であっても誤解して

2017.11.24 わかりやすい下肢静脈瘤の教科書

血管内焼灼術は安全で体への負担が少ない日帰り手術の主流の治療です

血管内焼灼術は安全で体への負担が少ない日帰り手術の主流の治療です 血管内焼灼術とは 下肢静脈瘤は逆流防止弁がダメになり血液が逆流し、老廃物を多く含む汚い血液が足に溜まることから様々な症状がでる病気です。したがって、静脈の逆流を止める必要があります。 血管内焼灼術は、逆流している静脈にカテーテルという細い管を挿入し、カテーテル先端から発する熱により静脈を焼いて閉塞させる治療方法です。 従来の手術

2017.11.23 わかりやすい下肢静脈瘤の教科書

ストリッピング手術は血管内焼灼術に下肢静脈瘤治療の主役を奪われた?

100 年以上の歴史を誇る下肢静脈瘤のスタンダード手術 現在では下肢静脈瘤手術の主流は血管内焼灼術に奪われる形となりましたが、それまでは 100 年以上にわたってその座を守り続けてきた正統派の手術術式です。 ストリッピング手術は、逆流防止弁がダメになって血液が逆流している静脈を「引き抜く」ことで血液の逆流を止める手術です。悪い静脈を直接撤去してしまうわけですから、静脈うっ滞の原因を根治するとい

2017.11.22 わかりやすい下肢静脈瘤の教科書

足の湿疹・かゆみ・皮膚潰瘍が治りにくい。「うっ滞性皮膚炎」かも?

治りにくい足の湿疹・かゆみ、皮膚潰瘍はうっ滞性皮膚炎を疑います うっ滞性皮膚炎とは 下肢静脈瘤や深部静脈血栓症など、足の静脈の血流が悪くなる病気(慢性静脈不全)の人は、老廃物を多く含む汚れた血液が足に溜まってしまいます。これを静脈うっ滞といいます。 静脈うっ滞を長年にわたり放置してしまうと、足のむくみ、湿疹・かゆみ、色素沈着などの皮膚症状を生じ、進行すると皮膚が硬くなり、最終的には皮膚が

2017.11.11 わかりやすい下肢静脈瘤の教科書

下肢静脈瘤とは?だれでもわかる下肢静脈瘤講座

足の血管がボコボコしていることが下肢静脈瘤の本質ではありません   こんにちは。目黒外科院長の齋藤です。 足の血管がボコボコと浮き出ている状態を「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」といいます。 「瘤」は「こぶ」と読みます。 すなわち「静脈瘤」=「こぶのように膨らんだ静脈」という意味です。 当院の外来を訪れる患者さんの多くは足の血管が浮き出ています。 では、この静脈瘤はいっ

2017.11.07 わかりやすい下肢静脈瘤の教科書

下肢静脈瘤を気温が寒くなる秋から冬のあいだに治療するメリットとは

みなさんこんにちは。目黒外科院長の齋藤です。 例年になく続いた大型台風も過ぎ去り、ようやく秋らしい気候になってきました。 秋は旬の食べ物がとてもおいしいので、「食欲の秋」が一番最初に来る私は秋が一番好きです。   昼間は雲一つないポカポカ陽気でとてもすがすがしいのですが、朝晩は冷え込みます。 このような時期は体の免疫をつかさどる自律神経の働きが乱れやすく、風