テレビを見て足のむくみ・血管が心配になった方へ|下肢静脈瘤専門医が解説|目黒外科|東京都品川区・目黒駅から徒歩30秒

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2026.04.27 下肢静脈瘤の基礎知識

テレビを見て足のむくみ・血管が心配になった方へ|下肢静脈瘤専門医が解説

記事執筆Author

目黒外科 院長 齋藤 陽(あきら)

目黒外科 院長
齋藤 陽(あきら)

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 脈管専門医
  • 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、指導医

詳しいプロフィール

テレビを見て足のむくみ・血管が心配になった方へ

テレビ番組で足のむくみや血管の病気が取り上げられたことをきっかけに、
「自分の足も病気なのではないか」
「このむくみは下肢静脈瘤なのではないか」
「足の血管が浮き出ているけれど、放置して大丈夫なのか」
と不安に感じている方が増えています。

足は毎日使う場所です。少しの違和感でも気になり始めると、
歩くたび、靴下を脱ぐたび、お風呂に入るたびに心配になってしまうものです。

ただし、ここで最初にお伝えしたい大切なことがあります。
足のむくみやだるさがあるからといって、すべてが下肢静脈瘤というわけではありません。

下肢静脈瘤で特に重要なサインは、
足の血管がボコボコ・クネクネと浮き出ているかどうかです。

足の血管 ボコボコ

このページでは、テレビを見て足が心配になった方に向けて、
下肢静脈瘤が疑われる足の特徴、下肢静脈瘤以外の可能性が高い症状、
そして受診の目安について、下肢静脈瘤専門クリニックの立場からわかりやすく解説します。


まず確認してほしいのは「血管がボコボコ浮き出ているか」です

下肢静脈瘤は、足の静脈の中にある弁が壊れ、血液が逆流することで静脈がふくらむ病気です。
そのため、典型的な下肢静脈瘤では、ふくらはぎや太もも、ひざ裏などに
ミミズのような血管、ボコボコした血管、クネクネと浮き出た血管が見られます。

足の血管 ボコボコ

一方で、足がむくむ、だるい、重い、冷える、しびれる、という症状だけでは、
下肢静脈瘤とは判断できません。

もちろん、下肢静脈瘤の方が足のだるさやこむら返りを感じることはあります。
しかし、足の血管がボコボコ浮き出ていない場合、
その症状の原因が下肢静脈瘤である可能性は高くありません。

下肢静脈瘤を疑いやすい足の特徴

  • ふくらはぎの血管がボコボコ浮き出ている
  • ひざ裏や太ももにクネクネした血管がある
  • ミミズのような太い血管が見える
  • 血管のふくらみに加えて、足のだるさや重さがある
  • 血管のふくらみに加えて、こむら返りがある
  • すねや足首の皮膚が黒ずんできた
  • 足首まわりに湿疹やかゆみがあり、治りにくい

下肢静脈瘤以外の可能性が高い症状

  • 血管はボコボコしておらず、むくみだけがある
  • 足の冷えだけが気になる
  • 足のヒリヒリ感やしびれだけがある
  • 足首や関節だけが腫れている
  • 蜘蛛の巣のような細い血管だけが見える
  • 両足が全体的にむくむ
  • 歩くと足が痛くなり、休むと楽になる

足のむくみだけで下肢静脈瘤と判断しないでください

テレビを見たあとに特に多いご相談が、
足がむくむのですが、下肢静脈瘤でしょうか?
というものです。

足のむくみには、さまざまな原因があります。
長時間の立ち仕事や座りっぱなし、運動不足、加齢、体重増加、薬の影響、
心臓・腎臓・肝臓など内科的な病気、リンパの流れの問題、整形外科的な問題など、
原因は一つではありません。

そのため、むくみだけを理由に下肢静脈瘤と診断することはできません。

下肢静脈瘤が原因でむくみを感じる方もいますが、
その場合は多くのケースで、足の表面にボコボコとした静脈のふくらみを伴います。

つまり、目安としては次のように考えるとわかりやすいです。

足の血管がボコボコ浮き出ている + むくみ・だるさ・こむら返りがある
→ 下肢静脈瘤が関係している可能性があります。

足の血管はボコボコしていない + むくみだけがある
→ 下肢静脈瘤以外の原因も考える必要があります。


足の血管が見えるだけでは下肢静脈瘤とは限りません

「足の血管が見えるので下肢静脈瘤ではないか」と心配される方もいます。

しかし、足の甲やすねの血管は、体質や皮膚の薄さ、年齢、体格によって見えやすくなることがあります。
血管が見えているだけで、すべてが病気というわけではありません。

下肢静脈瘤で問題になるのは、単に血管が見えることではなく、
血管が太くふくらみ、ボコボコ・クネクネと浮き出ている状態です。

特に、ふくらはぎ、ひざ裏、太ももの内側などに、
立ったときに浮き出る太い血管がある場合は、下肢静脈瘤の可能性があります。


蜘蛛の巣状静脈瘤は、ボコボコした下肢静脈瘤とは異なります

足に赤紫色や青紫色の細い血管が、蜘蛛の巣のように広がって見えることがあります。
これは一般的に「蜘蛛の巣状静脈瘤」と呼ばれることがあります。

ただし、名前に「静脈瘤」とついていても、
ボコボコと血管が浮き出る典型的な下肢静脈瘤とは性質が異なります。

蜘蛛の巣状静脈瘤は、見た目の悩みとして相談されることが多い一方で、
足のむくみ、冷え、しびれ、強いだるさなどの原因になっているとは限りません。

また、蜘蛛の巣状静脈瘤があるからといって、
将来必ずボコボコした下肢静脈瘤に進行するわけでもありません。

気になる場合は診察で確認できますが、
「細い血管が見える」ことと「手術が必要な下肢静脈瘤」は分けて考える必要があります。


下肢静脈瘤で受診をおすすめする方

次のような方は、下肢静脈瘤の専門クリニックで一度ご相談いただくことをおすすめします。

  • 足の血管がボコボコ浮き出ている
  • ふくらはぎにミミズのような血管がある
  • 見た目が気になってスカートや短パンを避けている
  • 足の血管のふくらみが以前より目立ってきた
  • 足のだるさや重さがあり、血管も浮き出ている
  • 夜間や朝方にこむら返りがある
  • すねや足首の皮膚が黒ずんできた
  • 足首まわりに湿疹やかゆみがあり、なかなか治らない
  • 過去に下肢静脈瘤と言われたが、そのままにしている

下肢静脈瘤は、命に直結する病気ではないことが多い一方で、
長年放置すると皮膚の色素沈着、湿疹、皮膚炎、潰瘍などにつながることがあります。

特に、足の血管がボコボコ浮き出ていて、皮膚の黒ずみや湿疹を伴う場合は、
早めに専門医へ相談した方がよい状態です。


下肢静脈瘤以外の受診先を考えた方がよい場合

一方で、次のような症状の場合は、下肢静脈瘤以外の病気が関係していることもあります。

症状 考えられる受診先
血管はボコボコしておらず、両足が全体的にむくむ 内科
足首や関節だけが腫れている 整形外科
足が冷たい、歩くと痛い、休むと楽になる 血管外科・循環器内科
しびれ、ヒリヒリ感、神経痛のような痛みがある 整形外科・神経内科
皮膚の赤み、かゆみ、湿疹が主な症状 皮膚科

特に、片足だけが急に大きく腫れた、強い痛みがある、足が急に冷たくなった、
皮膚の色が急に悪くなった、息切れや胸の痛みを伴う、といった場合は、
早めに医療機関へ相談してください。


最終的な診断には超音波検査が必要です

下肢静脈瘤は、見た目である程度疑うことができます。
しかし、治療が必要かどうかを判断するには、超音波検査が必要です。

超音波検査では、足の静脈の中を流れる血液の向きや、
静脈弁の働き、血液の逆流の有無を確認します。

足の表面に血管が浮き出ていても、
どの静脈に逆流があるのか、治療すべき血管がどこなのかは、
超音波検査をしなければ正確にはわかりません。

また、見た目では軽そうに見えても、奥の静脈に逆流がある場合もあります。
反対に、血管が目立っていても、手術が必要ない場合もあります。

そのため、下肢静脈瘤が心配な方は、
自己判断で不安を抱え続けるよりも、専門医による診察と超音波検査で確認することが大切です。


目黒外科は下肢静脈瘤に特化したクリニックです

目黒外科は、下肢静脈瘤の診療に特化したクリニックです。
足の血管がボコボコ浮き出ている方、下肢静脈瘤を放置していて不安な方、
手術が必要かどうかを知りたい方の診察を行っています。

当院では、下肢静脈瘤の状態を確認したうえで、
手術が必要な方にはレーザーカテーテルを用いた血管内治療をご提案しています。

一方で、下肢静脈瘤ではない可能性が高い方や、
手術の必要がない方に対して、無理に治療をすすめることはありません。

テレビ番組をきっかけに足の健康が気になった方も、
まずはご自身の足が下肢静脈瘤に当てはまるのかどうかを確認することが大切です。


よくある質問

Q. 足がむくむだけでも下肢静脈瘤ですか?

足のむくみだけで下肢静脈瘤と判断することはできません。
下肢静脈瘤では、足の血管がボコボコ・クネクネと浮き出ていることが重要なサインになります。
血管が浮き出ていない場合は、内科的な病気や整形外科的な問題など、別の原因も考える必要があります。

Q. 足の血管が見えるのは病気ですか?

血管が見えるだけで病気とは限りません。
足の甲やすねの血管は、体質や皮膚の薄さによって見えやすいことがあります。
下肢静脈瘤で問題になるのは、血管が太くふくらみ、ボコボコ・クネクネと浮き出ている状態です。

Q. 蜘蛛の巣状静脈瘤は手術が必要ですか?

蜘蛛の巣状静脈瘤は、ボコボコした典型的な下肢静脈瘤とは異なります。
見た目の悩みとして相談されることはありますが、
必ずしも手術が必要な状態ではありません。
治療が必要かどうかは診察で確認します。

Q. 下肢静脈瘤は放置しても大丈夫ですか?

軽い下肢静脈瘤であれば、すぐに大きな問題にならないこともあります。
しかし、長年放置すると、足の皮膚の黒ずみ、湿疹、かゆみ、皮膚炎、潰瘍などにつながることがあります。
足の血管がボコボコ浮き出ていて、皮膚症状がある場合は早めの相談をおすすめします。

Q. 写真だけで下肢静脈瘤かどうかわかりますか?

写真である程度の目安をお伝えすることはできます。
ただし、確定診断や治療方針の決定には、診察と超音波検査が必要です。
写真診断は、受診した方がよいか迷っている方のための目安としてご利用ください。


まとめ|足のむくみだけで不安になりすぎず、血管の見た目を確認しましょう

テレビ番組を見て、足のむくみや血管の病気が心配になるのは自然なことです。
ただし、足のむくみやだるさだけで下肢静脈瘤と判断することはできません。

下肢静脈瘤で特に重要なのは、
足の血管がボコボコ・クネクネと浮き出ているかどうかです。

血管が浮き出ていて、足のだるさ、こむら返り、皮膚の黒ずみ、湿疹などを伴う場合は、
下肢静脈瘤が関係している可能性があります。

反対に、血管がボコボコしておらず、むくみや冷え、しびれだけがある場合は、
下肢静脈瘤以外の原因も考える必要があります。

ご自身の足が下肢静脈瘤に当てはまるのか迷う場合は、
まずは写真で確認することもできます。

下肢静脈瘤かどうか迷う方へ

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※写真診断は確定診断ではありません。最終的な診断には医師の診察と超音波検査が必要です。

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