冬に静脈瘤手術を受けるべき3つの理由|専門医が解説|目黒外科|東京都品川区・目黒駅から徒歩30秒

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2025.09.21 下肢静脈瘤コラム

冬に静脈瘤手術を受けるべき3つの理由|専門医が解説

記事執筆Author

目黒外科 院長 齋藤 陽(あきら)

目黒外科 院長
齋藤 陽(あきら)

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 脈管専門医
  • 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、指導医

詳しいプロフィール

 

冬に静脈瘤手術を受けるべき3つの理由

下肢静脈瘤は夏に悪化しやすく、春から夏にかけて来院される方が多いのが特徴です。しかし実は、治療を受けるのに最も適した季節は「冬」なのです。下肢静脈瘤の専門医としての経験から、冬に手術を受けるメリットを3つの観点からわかりやすく解説いたします。

下肢静脈瘤の画像

理由① 傷跡が目立ちにくい季節

冬は紫外線が弱く、術後の色素沈着リスクが低いことが大きな利点です。下肢静脈瘤の手術は、現在では「切らない・縫わない」レーザー治療グルー治療が主流となり、傷跡はごく小さな点状の痕にとどまります。しかし、それでも紫外線を浴びるとシミのように色素沈着が残ることがあります。冬であれば紫外線の影響を受けにくいため、より自然な仕上がりが期待できます。

下肢静脈瘤ビフォー&アフター写真

また、厚手の服装で患部を隠せるため、術後の小さな内出血も気にせず過ごせます。見た目への不安が軽減されることは、患者さんにとって大きな安心材料になります。

理由② 術後のストッキング着用が快適

下肢静脈瘤手術後は、医療用の弾性ストッキングを一定期間着用する必要があります。夏場は蒸れや暑さで「履き続けるのがつらい」と感じる方も少なくありません。しかし冬なら、むしろ防寒や冷え対策として快適に履けるため、治療効果を最大限に引き出すことができます。

医師の立場から見ても、患者さんが指示通りにストッキングを着用できるかどうかは治療後の経過に影響します。冬は遵守率が高く、再発予防にもつながる季節といえます。

理由③ 来春・夏に備えて余裕を持って治療できる

「暖かくなってから治療を考えよう」と思っている方も多いですが、春先は受診希望者が集中し、予約が取りにくくなる傾向があります。そのため、冬のうちに治療を済ませておくと、待ち時間も少なくスムーズに手術が受けられます。

さらに、年末年始は医療費控除や生命保険給付申請のタイミングと重なるため、経済的にも有利です。「保険適用の日帰り手術」という安心感も、冬に治療を進める大きな理由のひとつです。

冬に手術を受けた患者さんの声

「冬に手術を受けたおかげで、春には跡も気にならずスカートを履けました。夏の旅行も思い切り楽しめて、本当に早めに受けてよかったと思います。」

(50代女性・会社員)

下肢静脈瘤専門クリニック『目黒外科』のご案内

目黒外科は、2020年から5年連続で下肢静脈瘤レーザー手術件数全国トップの実績を持つ専門クリニックです。日帰り・保険適用で受けられる最新の血管内焼灼術(レーザー治療)やグルー治療を導入し、患者さまのライフスタイルに合わせた最適な治療をご提案しています。

完全予約制のため、落ち着いた環境で丁寧に診察を行っています。初めての方でも安心してご相談いただけます。

院長著書のご紹介|下肢静脈瘤の治療と予防ガイド

目黒外科 院長・齋藤 陽は、下肢静脈瘤に関する知識をまとめた書籍
専門医が教える世界一わかりやすい“下肢静脈瘤”の治療と予防』(医学通信社)を執筆しています。

実際の治療例を交えながら、下肢静脈瘤の原因・症状・最新治療法・セルフケアについて、専門医がやさしく解説した一冊です。
下肢静脈瘤に悩む方、治療を考えている方にぜひ手に取っていただきたい内容となっています。

まとめ

下肢静脈瘤手術は「冬にこそ最適」な治療です。

  • 紫外線が弱く傷跡が目立ちにくい
  • 術後に弾性ストッキングを快適に履ける
  • 春夏に備えて余裕を持った治療ができる

この3つの理由から、今の時期に治療を始めることを強くおすすめします。

春から夏に後悔しないために、今こそ一歩踏み出す時期です。
気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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