血管内焼灼術について ~どのような人が手術の対象となる?~|目黒外科|東京都品川区・目黒駅から徒歩30秒

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2017.03.24 わかりやすい下肢静脈瘤の教科書

血管内焼灼術について ~どのような人が手術の対象となる?~

記事執筆Author

目黒外科 院長 齋藤 陽(あきら)

目黒外科 院長
齋藤 陽(あきら)

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 脈管専門医
  • 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、指導医

詳しいプロフィール

日本静脈学会が出している「下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン」によると、

血管内治療の適応となるのは

伏在静脈弁不全を有する一次性下肢静脈瘤」とあります。

伏在静脈は、大伏在静脈小伏在静脈に分かれます。

これらは皮膚の下を浅いところを走っているため、表在静脈といいます。

(反対に、足の深いところを走っているのが深部静脈です。)

弁不全とは、静脈の逆流を防ぐための弁がダメになっていることを言います。

一次性静脈瘤とは

生まれつき、あるいは後天的な原因(立ち仕事、妊娠など)により静脈の逆流防止弁がダメになってできる静脈瘤のことです。

(二次性静脈瘤は、血栓や腫瘍により深部静脈の血流が悪くなり、血液の迂回路として発生した静脈瘤をいいます)

さらに、

深部静脈が開存している

エコー検査で0.5秒以上の逆流がある

症状があるか、うっ滞性皮膚炎がある

などの条件を満たすことが必要です。

 

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