静脈がクネクネ曲がって太くなる理由
血液の流れは、スキー場に例えることができます。
山頂(心臓)から次々とスキーヤー(血液)滑ってきて、麓のリフトに並びます。
静脈はリフトと同じです。山頂(心臓)に向かってスキーヤー(血液)を運んで行きます。
静脈の血流逆流を防止する弁がダメになると、血液が重力により落下してきます。つまり、リフトが逆回転してスキーヤーが麓に降りてきてしまいます。
するとどうなるでしょう?
リフトを待つスキーヤーの列は大渋滞が起こります。
初めは少しの混雑なので、1列が2列になります。つまり、血管が太くなります。
渋滞が長く続くと、列はもっと太くなります。
ある程度まで血管が太くなると、まっすぐだった列がジグザグになり、スキーヤーの大行列に対処するようになります。
こうして静脈瘤は完成するのです。
画像提供:日本コヴィディエン㈱