【夜中や明け方に足がつる人は必見!】こむら返りの原因と対処法
こんにちは、目黒外科院長の齋藤陽です。
今回は、夜中や明け方に足がつる「こむら返り」の原因と、その予防・対策について詳しく解説します。
目黒外科は、下肢静脈瘤を専門とするクリニックで、患者さんの多くが「夜中や明け方に突然足がつる」といった悩みを抱えています。特に60歳以上の方に多く見られます。
「夜中に足がつるのが怖くて熟睡できない」「朝起きたときに伸びをすると足がつる」こんな経験はありませんか?
こむら返りの原因を理解し、適切な対策を取ることで、この悩みを解消できます。ぜひ最後までご覧ください。
こむら返りとは?
「こむら返り」は病名ではなく、医学用語では「有痛性筋けいれん」と呼ばれます。足の筋肉が急に痙攣し、激しい痛みを伴うのが特徴です。
特にふくらはぎに起こりやすいですが、太ももや足の指にも発生することがあります。
こむら返りの主な原因
こむら返りが起こる原因はさまざまですが、主に以下の要因が関係しています。
- 筋肉量の減少(加齢や運動不足による影響)
- 筋肉疲労(過度な運動や長時間の立ち仕事)
- 血流の悪化(冷えや長時間の同じ姿勢)
- 水分・電解質不足(ナトリウム・カリウム・マグネシウム不足)
足がつったときの対処法
足がつった時は、以下の方法で素早く対処しましょう。
- ストレッチ: ふくらはぎをゆっくり伸ばす
- 温める: ドライヤーやシャワーで患部を温める
- 漢方薬: 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)が有効
こむら返りが頻繁に起こる方は、就寝前にストレッチや水分補給を行うと予防効果があります。
こむら返りを引き起こしやすい病気
頻繁にこむら返りが起こる場合、以下の病気が関係している可能性があります。
- 脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア: 坐骨神経の圧迫による影響
- 糖尿病・腎臓病・肝臓病: 電解質バランスの乱れ
- 甲状腺機能低下症: 代謝異常が筋肉に影響
- 下肢静脈瘤: 足の血流障害による影響
特に下肢静脈瘤の患者さんは、夜中や明け方にこむら返りを頻繁に起こすことがあります。
下肢静脈瘤の治療を受けると、こむら返りが劇的に改善するケースも多いため、一度専門医に相談することをおすすめします。
まとめ
夜中や明け方に足がつる原因はさまざまですが、適切な対策をとることで予防・改善が可能です。
こむら返りが頻繁に起こる場合は、下肢静脈瘤やその他の疾患が関係している可能性があるため、専門医の診察を受けましょう。