静脈がクネクネ曲がって太くなる理由|目黒外科|東京都品川区・目黒駅から徒歩30秒

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2017.03.04 わかりやすい下肢静脈瘤の教科書

静脈がクネクネ曲がって太くなる理由

記事執筆Author

目黒外科 院長 齋藤 陽(あきら)

目黒外科 院長
齋藤 陽(あきら)

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 脈管専門医
  • 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、指導医

詳しいプロフィール

血液の流れは、スキー場に例えることができます。


山頂(心臓)から次々とスキーヤー(血液)滑ってきて、麓のリフトに並びます。
静脈はリフトと同じです。山頂(心臓)に向かってスキーヤー(血液)を運んで行きます。
静脈の血流逆流を防止する弁がダメになると、血液が重力により落下してきます。つまり、リフトが逆回転してスキーヤーが麓に降りてきてしまいます。

するとどうなるでしょう?
リフトを待つスキーヤーの列は大渋滞が起こります。
初めは少しの混雑なので、1列が2列になります。つまり、血管が太くなります。
渋滞が長く続くと、列はもっと太くなります。
ある程度まで血管が太くなると、まっすぐだった列がジグザグになり、スキーヤーの大行列に対処するようになります。


こうして静脈瘤は完成するのです。

画像提供:日本コヴィディエン㈱

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