【足の不調に注意】下肢静脈瘤の初期サインと立ち仕事対策を専門医が解説 | 目黒外科

Medical下肢静脈瘤のすべて

2025.03.26

【足の不調に注意】下肢静脈瘤の初期サインと立ち仕事対策を専門医が解説

記事執筆Author

目黒外科 院長 齋藤 陽(あきら)

目黒外科 院長
齋藤 陽(あきら)

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 脈管専門医
  • 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、指導医

詳しいプロフィール

立ち仕事で足がパンパン?下肢静脈瘤を予防・改善するための対策とセルフケア法を専門医が詳しく解説

働くあなたの足、悲鳴をあげていませんか?

飲食店スタッフ、美容師、警備員、スーパーのレジ担当、デパートの販売員など、長時間立ちっぱなしで働く皆さま。夕方になると足がパンパンに腫れる、ふくらはぎがむくんで靴下の跡がくっきり…そんな症状、見逃していませんか?

「年のせいかな」「疲れが溜まっているだけ」と思われがちですが、実は足の血流が滞っているサインかもしれません。放っておくと下肢静脈瘤という病気に進行するリスクもあります。

なぜ立ち仕事で足がつらくなるのか?

ふくらはぎは「第二の心臓」

私たちの足は、血液を心臓に戻すポンプの役割をふくらはぎの筋肉が担っています。歩いたり、足を動かすことで筋肉が収縮し、血液を上へ押し戻す――これがうまく機能しないと、血液は足に滞り、むくみやだるさを引き起こします。

ふくらはぎの血流ポンプの仕組み

  • 血流が滞る → むくみ・痛み・疲れ
  • 老廃物が蓄積 → 重だるさ・不快感

こうした状態を長期間放置すると下肢静脈瘤をはじめとする静脈の病気につながることもあるため、注意が必要です。

足の症状を和らげる4つのセルフケア

1. 屈伸運動(スクワット)

1日10回×2セット。膝をゆっくり曲げ伸ばしすることで、ふくらはぎのポンプ機能が活性化します。

2. アキレス腱ストレッチ

30秒ずつ左右交互に。足首からふくらはぎにかけての血流改善に効果的です。

3. つま先立ち運動(カーフレイズ)

立ったままかかとを上げて数秒キープ。勤務中や電車内でもできます。

4. 弾性ストッキング(着圧ソックス)の活用

ふくらはぎから足首にかけて段階的に圧をかけることで、血流をサポートします。仕事中に動きづらい方には特におすすめです。

  • ✅ 足のむくみ・疲労感を軽減
  • ✅ 下肢静脈瘤の予防効果
  • ✅ 足が軽く感じられるようになる

着圧ソックスの効果

足の症状、実は重大なサインかも

毎日の足のむくみや疲れが「ただの疲れ」だと思って放置していませんか?

以下のような症状がある方は、下肢静脈瘤の可能性があります。

  • 血管が浮き出て見える
  • 足がかゆい、皮膚が茶色く変色してきた
  • 足の皮膚が硬くなってきた

下肢静脈瘤は専門医による治療で改善可能

目黒外科では、年間1000件以上の症例に基づいた豊富な経験をもとに、患者様一人ひとりに合った治療を提供しています。

  • ✅ 入院不要の日帰り手術
  • ✅ 最新のレーザー・グルー治療に対応
  • ✅ 日曜診療・完全予約制

▶気になる症状がある方は、早めに専門医へご相談ください:目黒外科公式サイトはこちら

ご予約・お問い合わせcontact / reservation

tel:03-5420-8080

受付時間
9:00〜13:00、14:00〜18:00
休診日
水・土・日(隔週)・祝