下肢静脈瘤コラム | 目黒外科

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2018.01.12 下肢静脈瘤コラム

下肢静脈瘤の発症率

みなさんこんにちは。目黒外科院長の齋藤です。 今回の記事では、下肢静脈瘤の発症率について解説します! 下肢静脈瘤の患者さんはいったいどれくらいいるのでしょうか? 年齢・性別・遺伝という3つのポイントからデータを見ていきましょう。 年齢 下肢静脈瘤は40歳以上に多く認められ、年齢とともに増加していきます。50~60代の6割、70歳以上の75%に下肢静脈瘤が認められたというデータがあります。

2018.01.12 下肢静脈瘤コラム

下肢静脈瘤の発症のサインとは?

下肢静脈瘤のサイン ●夕方になると足がむくむ ●足の血管が浮き出て目立つようになってきた ●寝ていると明け方に足がつるようになった ●足がだるい などの状態に心当たりがある人は、下肢静脈瘤の初期症状かもしれません。 下肢静脈瘤は、足の静脈に備わっている逆流防止弁が閉じなくなり、血液が重力で下に戻ってきてしまうことが原因です。 静脈を流れる血液は老廃物を多く含む汚れた血液で

2017.12.14 下肢静脈瘤コラム

下肢静脈瘤の治療が必要な場合とは?

下肢静脈瘤の治療が必要な場合は、次の3つです。 1.見た目が気になる方 2.自覚症状に困っている方 3.うっ滞性皮膚炎の方 CEAP分類という下肢静脈瘤の進行度の分類があります。下肢静脈瘤は進行度により6段階に分類されます。 <軽症> C1:血管拡張症(直径1mm以下の皮内静脈)または網目状静脈(直径1-3mmの皮下静脈) 軽症の場合は見た目が気になる方は治療の対象になります。治

2017.12.14 下肢静脈瘤コラム

下肢静脈瘤に関する誤解

下肢静脈瘤は多くの方に誤解されている 下肢静脈瘤はテレビなどメディアでたくさん取り上げられるようになり、この病気の名前を知っているという方はだいぶ増えたと感じます。しかし、下肢静脈瘤のことを正確に理解しているかというと、必ずしもそうではありません。下肢静脈瘤は多くの方に誤解されていると感じることがいくつかあります。それは患者さんだけではなく、医療従事者であっても誤解しています。 今回は下肢静脈

2017.12.14 下肢静脈瘤コラム

下肢静脈瘤になりやすい人・職業

下肢静脈瘤になる主な原因は以下の通りです。 1.立ち仕事(デスクワーク) 2.妊娠・出産 3.遺伝 4.加齢 5.肥満 6.便秘 7.性別 1.立ち仕事(デスクワーク) 調理師・美容師・警備員・クリーニング店など、同じ場所に長時間立ち続けるお仕事の方は、足の筋肉によるポンプ作用が働きません。足の静脈に血液が溜まるので静脈が太くなり、弁にも負担がかかるので弁が閉じなくなります。