Medical下肢静脈瘤のすべて

2018.01.15 下肢静脈瘤の治療方法

スタブ・アバルジョン法

足にボコボコ浮き出た血管、これを下肢静脈瘤と言います。 この静脈瘤が発生した原因は、太ももを走る大伏在静脈の逆流です。 大伏在静脈の逆流防止弁が閉じなくなると、心臓に戻る上向きの血液と重力により落ちてきた血液がぶつかり合い、血液がたまってしまいます。 これを静脈うっ滞と言います。 静脈うっ滞の状態が長く続くと血液が迂回するための血管が必要になります。 大伏在静

2018.01.12 下肢静脈瘤の治療方法

下肢静脈瘤の治療の際に注意が必要な薬

持病がありお薬を飲んでいる患者さんは、必ずお薬手帳をお持ちください。 なぜかというと、下肢静脈瘤の治療を行う際に注意が必要なお薬があります。 大きく分けて3つに分類されます。 A)血栓ができやすくなる薬 B)出血が止まりにくくなる薬 C)傷が化膿しやすくなる薬 A.血栓ができやすくなる薬 ホルモン製剤 子宮内膜症・更年期障害などの婦人科疾患や経口避妊薬(ピル)、

2017.12.14 下肢静脈瘤の治療方法

保存的治療

静脈は血液を心臓に戻す役割をしています。 足の静脈は重力に逆らって血液が流れますので、逆流防止弁が血管の中に備わっています。 下肢静脈瘤は足の静脈にある逆流防止弁がきちんと閉じないために血液が重力で落下して血液が足にたまる病気です。 逆流防止弁がダメになる主な原因は、 A) 立ち仕事 B) 遺伝 C) 妊娠・出産 D) 加齢 E) 肥満 F) 便秘 といわれていま

2017.12.14 下肢静脈瘤の治療方法

ストリッピング手術

100年以上の歴史を誇る下肢静脈瘤のスタンダード手術 現在では下肢静脈瘤手術の主流は血管内焼灼術に奪われる形となりましたが、それまでは100年以上にわたってその座を守り続けてきた正統派の手術術式です。 ストリッピング手術は、逆流防止弁がダメになって血液が逆流している静脈を「引き抜く」ことで血液の逆流を止める手術です。 悪い静脈を直接撤去してしまうわけですから、静脈うっ滞の原因を根治すると

2017.12.14 下肢静脈瘤の治療方法

血管内焼灼術

血管内焼灼術は、安全で体への負担が少ない日帰り手術の主流の治療です。 下肢静脈瘤は逆流防止弁がダメになったために血液が重力によって逆流し、老廃物を多く含む汚い血液が足に溜まることから様々な症状がでる病気です。したがって、症状の改善のためには静脈の逆流を止める必要があります。 血管内焼灼術は、弁不全により血液が逆流する静脈にカテーテルという細い管を挿入し、カテーテル先端から発する熱により

2017.12.11 下肢静脈瘤の治療方法

硬化療法

硬化療法は静脈瘤の中に「硬化剤」という薬を注射し、静脈に炎症を起こさせることで静脈を閉塞する治療法です。 フォーム硬化療法 硬化療法は硬化剤を静脈瘤に注射するのですが、硬化剤をそのまま注射器で注入するわけではありません。 「フォーム硬化療法」といって、硬化剤を空気と混合してカフェラテを飲むときのミルクフォーム(泡状になったミルク)のように硬化剤を泡状にします。 泡状にするメリット

2017.12.11 下肢静脈瘤の治療方法

高位結紮術

高位結紮術とは、足の付け根の皮膚を数cm切開して、逆流している静脈を糸でしばることで血液の逆流を止める手術です。 高位結紮術は、局所麻酔で行うことができ、15分程度の短時間で終わります。 その手軽さから今から20年位前に日帰り手術として盛んに行われていたものです。 しかし、近年になり、この手術は再発率が高いということが分かってきました。10年間で40~50%という高い再発率です。