下肢静脈瘤治療の流れ

下肢静脈瘤治療の流れ

目黒外科 院長 齋藤陽(あきら)

【記事執筆】
目黒外科 院長 齋藤陽(あきら)
日本外科学会 外科専門医
脈管専門医
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、指導医
詳しいプロフィール

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下肢静脈瘤の治療を受けられる患者さんの、治療の流れについてご説明いたします。

<初診>

受付

健康保険証とお薬手帳をお持ちください。
問診表のご記入をお願いいたします

診察

まずは、どのような症状でお悩みか、お話を伺います。
そのあとでお着替えをしていただきます(診察しやすいように半ズボンをご用意してあります)。

視診・触診

足の状態を診察します。

検査

超音波検査を行い静脈の状態を観察します

結果説明

超音波検査の結果をご説明します

治療方針の相談

患者さんの症状とその程度、超音波検査の結果などをもとにどのような治療の方法がよいか提案させていただきます
(特に治療を要さず、経過観察となった場合)
お着替えを済ませたのちに会計へとお進みください。

術前検査

治療を行う方針となった場合は、血液検査と心電図の検査を行います。

治療当日の説明と同意書

日帰り治療当日の注意事項などを説明し、治療同意書をお渡ししますのでその場でサインいただくか、ご自宅で書いていただいてもかまいません。

会計・治療日程予約

お仕事の都合がわからない方は後日ご希望の治療日程をお電話いただいてもかまいません。

<治療当日>

受付

健康保険証、同意書、診察券をお持ちください。

準備

準備室に移動します。
その日の体調と最終のお食事時間をお聞きします。
血圧・脈拍・体温・体重を測定します。
弾性ストッキングを購入される方は、サイズを測ります。
上半身は持参していただいたTシャツ、下半身は当院で用意した短パンのお着替えいただきます。

手術

手術室へ移動します
足の写真を撮影します。
(静脈瘤切除を行う方は、静脈瘤にマジックで印をつけます)
ベッドに横になり、心電図モニター、血圧計、酸素飽和度を測定するモニターを装着します。
腕に点滴をします。
治療する静脈の走行をエコーで確認し、マジックで印をつけます。
足を消毒します。
酸素吸入を行います。
静脈麻酔を開始するとウトウトと眠ってしまいます。

治療開始

皮膚に麻酔をします
治療する静脈にシースという管を挿入します。
レーザー(または高周波)カテーテルを静脈内に挿入します。
エコーでカテーテルの位置を確認します。
静脈の周囲に痛み止めの麻酔を注射していきます。
静脈麻酔の点滴を終了します。
カテーテルで静脈を焼灼します(所要時間:3~5分)。
このあと追加で静脈瘤切除を行う方は、ボコボコした静脈瘤を切除します(所要時間:数分~30分程度)。

消毒

足を消毒して、カテーテル挿入部にガーゼを当てたのち、足に弾性包帯を巻きます。
弾性包帯を巻いた上から弾性ストッキングを着用し、太ももにサポーターを着用します。

退室準備

しっかり目が覚めているか確認します。
点滴を抜きます。
血圧・脈拍・酸素飽和度が問題ないことを確認してから起き上がります。
ベッドの端に座っていただき、ふらつきがないことを確認します。
血圧も問題なければ、ゆっくりと立ち上がり、回復室に戻ります。

回復室

回復室で30分ほどお休みいただきます。ふらつきや眠気などがなければお着替えしていただきます。

会計・次回予約

会計後、次回の診察予約をしてご帰宅となります。

帰宅後

足の包帯を巻いているので、シャワーを浴びることはできませんが、
炊事・洗濯・お買い物など、日常生活での動作はいつも通りで構いません。

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