下肢静脈瘤の治療費っていくらかかるの? | 目黒外科

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2017.12.14 下肢静脈瘤の診断について

下肢静脈瘤の治療費っていくらかかるの?

記事執筆Author

目黒外科 院長 齋藤 陽(あきら)

目黒外科 院長
齋藤 陽(あきら)

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 脈管専門医
  • 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、指導医

詳しいプロフィール

下肢静脈瘤の治療費

患者さんにとって、とても気になるけれど、なかなか聞きづらいのがお金、つまり治療費のことです。

いったい、下肢静脈瘤の治療をするのにいくらお金がかかるのか?とても気になりますよね。

そこで今回の記事では、下肢静脈瘤の診療にかかわる費用についてご説明します。

当院では下肢静脈瘤の診察・検査・治療はすべて保険診療で行っています。

健康保険による医療費は全国一律ですから、ご安心ください。

それでは下肢静脈瘤に関する医療費の一覧表をお見せします。

診療内容 3割負担 1割負担
初診料+超音波検査 2660円 890円
血液検査+心電図 3400円 1130円
硬化療法(1回あたり) 約6000円 約2000円
ストリッピング手術(片足) 約33000円 約11000円
下肢静脈瘤血管内焼灼術(片足) 約33000円 約11000円
再診料 380円 130円

(※2017年12月の時点での金額です。今後診療報酬改定によって金額が変わることがあります。)

2020年4月から手術代が一部変更になりました

下肢静脈瘤血管内焼灼術の手術代がこれまで片足あたり45000円(3割負担)でしたが、33000円に変更となりました。

1割負担の方は片足あたり15000円→11000円となります。

 

下肢静脈瘤の治療費は患者さんの個人差で多少増減します

患者さんの体が大きいと、使用する局所麻酔の量が多くなります。

硬化療法を行う場合、静脈瘤の範囲が小さい方に比べて静脈瘤が大きくて広範囲の方は使用する硬化剤が多くなります。

そのため手術費用が若干増減するわけです。

増減の幅は数百円程度ですのでご安心ください。

 

その他、弾性ストッキングをご購入いただく場合、当院で取り扱う弾性ストッキングは3960円かかります。

弾性ストッキングは健康保険がききませんので自費でご購入いただきます。

すでに弾性ストッキングをお持ちの方はご購入いただく必要はございませんので、お手持ちのストッキングを手術の時にお持ちください。

ただし、お持ちいただいた弾性ストッキングの圧迫力が不十分で、術後の着用に適していないと考えられる場合は、当日当院で弾性ストッキングをご購入いただきます。

<高額療養費制度がご利用になれます>

高額療養費制度とは、一ヶ月の間に医療機関や薬局で支払った額が一定額を超えた場合、超過分の金額を後から払い戻してもらえる制度です。
高額療養費制度では、所得額に応じてご本人が支払う自己負担額の上限が定められています。

申請方法

国民健康保険または後期高齢者の方は市区町村役所に、社会保険の方は職場の健康保険担当者に申請してください。

 

①手術前に限度額適用認定証が入手できた場合

限度額適用認定証を手術時に準備していただけると限度額以上の支払いはありません。

②手術の日までに限度額適用認定証が間に合わなかった場合

手術の日までに限度額適用認定証が間に合わなかった方は、手術の日は窓口負担金額をお支払いいただき、その後で高額療養費を申請し、限度額との差額を健康保険組合から還付してもらう。

<保険金・給付金について>

生命保険に加入している方は、下肢静脈瘤の日帰り手術が保険金・給付金の対象となるかご確認ください。

手術方法は

抜去切除術(K617-1)

硬化療法(K617-2)

下肢静脈瘤血管内焼灼術(K617-4)

下肢静脈瘤血管内塞栓術(K617-6)   のいずれかになりますので、ご確認のうえ生命保険会社にお伝えください。

給付金の対象になる場合は、生命保険会社から所定の診断書を入手して弊院にお持ちください。

診断書作成料が別途5500円かかります。

 

以上の内容を動画にしました。是非ご覧ください!

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